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2013/09/28 (Sat) 10話

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10話「策略は魔王の手に」



ヒンメル
「・・・・お爺様!!!」


あの試験管には召喚獣が入っている。
しかも天変地異を起こせるぐらいの。
いわゆる神の獣クラスのものが入っているだろう。
アレを割られては、周辺にかなり被害が及ぶ。

いや、この駅だけではない。
周囲の野次馬まで被害が及ぶだろう。







クロン
「いくらキミが最強だといっても、
 神様ではない。
 この試験管の中のモンスターを倒すのに時間がかかる。
 その隙に逃げることはいくらでも可能だ。
 それにキミの足元にいる子どもも
 守りつつだと時間がかかるだろう。
 そもそも論。さっきも言ったとおり。
 今回は挨拶みたいなものだ。
 逃げるだけであれば、
 私はこのミストの中で逃げればよかったのだから。」





勿論、たとえ最強クラスのモンスターが出たとしても、
ヒンメルは倒すことができるだろう。
倒すだけなら。






だが、周辺の怪我人を守りつつ、
魔王を逮捕するのは神業に近い。
いや不可能だろう。






それが可能な確率は1%あるかないか。
そんな可能性で周りの住民の命を捨てるわけにはいかない。
それよりかは。
魔王を逃がした方が周囲の住民も安全か。





今回は挨拶。
それは嘘ではないだろう。
魔王であれば、いくらでも逃げる手段があった。
あのミストの中で逃げればよかった。

それでもミストを消して、ヒンメルやカレンに挨拶したのだ。
当然、対応策もできているということだろう。





子ども
「ママ~~~マ・・・マ・・・・。」






ギリ。

ヒンメルは歯軋りをした。



足元にも子どもがいる。


この周囲の住民の犠牲を度外視すれば。
魔王を拘束できる可能性は50%まで上がる。
当たり前だが、そんなことはできない。













ヒンメル
「・・・そこの女を連れて行きなさい・・・・・!!
 お爺様・・・今度会ったときは理由も聞かずに殺す気でかかりますので
 努々お忘れなきように・・・・!!!」


判断は間違っていない。

ヒンメルとて仕切りなおしをすればいい。
時間があれば、魔王がどこにいるかの探査はできるだろう。
犯人は分かっているのだ。
後は住処を判明させて、未然に事件を防止すれば良いだけのはなし。
魔王がどんなに凄まじい魔法使いだとしても、
ヒンメルも同等の魔法使いなのである。
手間をかければいくらでも分かるだろう。









クロン
「助かった。これは本音だ。
 お前がすべてを度外視して戦闘を挑まれたら、
 こちらは間違いなく逮捕されていたからな。
 やはり、お前は本物の平和と命を愛する大英雄だ。
 長生きはしてみるものだ。」



フウウウウウウウウウ。








魔王とエクレアは消えた。
恐らく空間転移で逃げたのだろう。
彼は空間移動もできるのだから。


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ここまで読みました。

クロン様、「魔王」というよりはどこかトリックスターになってしまった気がします。統治者というより事態を混乱させることを本領とする人。

ヒンメルが「統治者」としての性格を受け継いだのなら、エクレアはその反対なのかもしれないですね。アポロン的な面とデュオニソス的な面の違い?

エクレアさんが生まれ変わったように強くなるのが見たいものであります。

2013/09/28 11:07 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


ポール・ブリッツ 様へ 

もともとあの男の本質はトリックスターなんですけどね。
そういった意味では正しいです。
そもそもクロンはこういう人なんですけどね。

・・・エクレアの不憫は多分最後まで変わらないと思いますが。
読んでいただきありがとうございます。

2013/09/28 21:02 | LandM [ 編集 ]


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