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2013/09/29 (Sun) 11話

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11話「海の優しさ」


子ども
「マ・・・マ・・・・。」

霧が晴れる。
ヒンメルの近くにいた怪我した子どもがいた。
いまだに母親を求めていた。





ヒンメル
「大丈夫ですよ。お母さんは助けられました。ゆっくりと眠りなさい。」



ヒンメルは応急用のガーゼを傷口に張る。
優しい声で子どもに言う。









子ども
「本当に?」

ヒンメル
「ええ、大丈夫ですよ。」


少し先を見やる。
子どもの母親らしき人物が倒れていた。
血まみれである。
動きも反応もないように見える。
・・・・死んでいるのは間違いない。


だが、ここで嘘を言うのは罪ではない。
ヒンメルはそう思った。








子ども
「うん・・・・・。」



子どもは静かに眠った。
呼吸は穏やかである。
怪我も浅い。この子どもは助かるだろう。









カレン
「ヒンメル。特殊部隊は呼んだ。後は救助の話しだ。
 私たちは行くとしよう。」


ヒンメル
「・・・・・そうですね。
 行きましょうか。」


救助も出来るが。
それは特殊部隊でも出来る。
出際は信頼できる。
ヒンメルがいては逆に効率が悪いだろう。



こうしたテロを解決できなかったのは久しぶりである。
それこそ戦争が終わる前ならいくらでもあったが。
世界が平和になって5年。
こうした失敗はなかった。


ヒンメルにとっては屈辱よりも、市民に負傷を負わせたことに罪悪を感じる。

・・・ヒンメルは無表情で地下鉄を後にした。


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この世界での不満分子をクロンが組織、統率したら、またえらい戦争が勃発しちまうんじゃないかと思います。

たしかに人類の歴史上、平和が牧歌的だったことはありませんが……。

2013/09/29 12:50 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


ポール・ブリッツ 様へ 

そのこと自体は可能だと思います。
ただ、クロンの性格上それはしないと思います。
だからこそ、今回おおっぴらに行動しないことになっています。
この辺は別の作用もあるのですが、それはそれでまた話があるのでそのときに。

2013/09/30 06:08 | LandM [ 編集 ]


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