14話「コスモスが草に隠れる。」
さて、美耶子の両親になんて連絡するかな。
彼氏がいて、そいつは美耶子に暴力を振るっている。
そんなこと言ったら、両親が強制的に実家に帰させられるだろう。
別にそうなっても、美耶子の幸せなのかもしれないが。
・・・まあ、その辺はまだ執行猶予にしておこう。
結局、美耶子の両親には彼氏がいるが、彼氏を紹介するのが恥ずかしいという旨を話した。
・・・・嘘はついていないぞ。
嘘は。
彼氏はいるし。
紹介できないののもの事実だ。
紹介するのが恥ずかしいのも事実だ。
暴力振るう彼氏なんだから。
すまないねえ。
美耶子の母親はそれだけ言った。
車の中で日向が聞いてきた。
「あの男の人、暴力やめますかねえ?」
やめないんじゃないのか?
・・・・と、言いたいところなんだが。
止まるかもな。
「どうしてですか?」
コスモスの花が彼の暴力を止めるかもしれないな。
花言葉が乙女の純真だからな。
・・・日向がその後、ずっと大笑いしていた。
先輩がそんなロマンチストなんて、とずっと笑っていた。
未分類 | trackback(0) | comment(2) |
comment
なんて呑気なトンネル君。
いいのかそれで?
と考えながらも
依存しあっている以上、離れないよね。
関わりあうには相当の覚悟いるよね。
どうするのかな
2014/07/01 16:05 | ぴゆう [ 編集 ]
ぴゆう 様へ
その辺はその辺です。
トンネルさんもそこまで人生かけるわけではないですし。
そこまで傲慢になることもないです。
彼はそこまで傲慢な男でもないですからね。
この後は成り行きですね。
2014/07/01 20:47 | LandM [ 編集 ]
trackback
trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1892-47548072
| TOP |