FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2013/12/27 (Fri) プロローグ

a0790_000824_m.jpg
プロローグ





カラーン!!コーーーーン!!!





正午。
12時の鐘が町に響き渡っていた。



そこにただずんでいる少女が1人。
その傍らには子どもが1人。




二人が鐘の音を聞いていた。


少女は子どもの手を繋いで、その鐘の音を静かに聴いていた。
見方によっては、彼女らは姉妹にも見えたし。
仲睦まじいようにも見える。














子ども
「お姉ちゃん。」

エクレア
「・・・・・ん?」



少女はエクレアである。

黒いストレートの髪にツヤがあり。
獣人らしく特有の可愛らしい耳がある。
細身の体つきをしているが、乳房やお尻などは女性らしい丸みがある。




少女らしい少女なのだが。
瞳だけはまったく違っていた。


諦めなのか絶望なのか。
憂いと絶望しかない瞳をしていて。

それは誰にでも同情を得られるような弱い目つきをしている。













子ども
「お母さんに会えるの?」

エクレア
「ええ、会えるわよ。もうすぐ。」



子どもは先日のテロによって、両親を亡くした子どもで。
エクレアはふとしたところで、知り合いになった。
次第に仲良くなっていった。




エクレアは言った。
もうすぐ母親に会えると。





そして、エクレアは静かに子どもに触れた。
優しく頸にあてた。




優しい笑顔。
憂いの表情。
それは悲しみを共有している者の特有のものであった。
そして、それが子どもの共感を呼んでいた。










そして、エクレアの手の力が強くなる。


気道を防ぐために適格な場所を。
殺すために適切に呼吸を出来なくするために。







子ども
「・・・・・ん・・・・・ん・・・・・。」



子どもが苦悶の表情を見せ始めた。


それに比例してなのか。
エクレアは優しい笑顔をが余計に優しくなった。





ああ、楽しい。

愛しい。

嬉しい。

心が満たされる。


私はこの表情を見るたびに、人を愛おしく思える。





もうすぐ死ぬ。
子どもは呼吸困難で死ぬだろう。
顔が青くなってきている。








聖母のような慈愛に満ちた表情を見せ始めるエクレア。








もうすぐ終わる。
子どもは天へ召される。



そう確信した。




















ドゴーーーーーーーーーーン!!!!!!


その瞬間、銃声が聞こえた。


スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<1話 | TOP | 7章あらすじ>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1927-3a4dab04

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード