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2010/04/05 (Mon) 5話『作戦』

クロン「……後は結界だ……。」


クラッシュ ソードが来るのであれば、尚のこと結界が必要である。
結界は人の侵入を防ぐための要素も大きいが、飛空挺などが力押しで侵入を防ぐためのものもある。
結界を解除するためには手順が必要である。
飛空挺のような戦略兵器ではそのような細かい作業ができない。







クロン「なるほど。今いる3部編成の部隊はあくまで捨石。結界さえ解除できれば、それで任務完了。あとはクラッシュソードに任せると言うことか。悪い作戦じゃない。」




レイビアは1部隊は順調に倒した。
……が、如何せん鬼の移動力は低い。
広大なホルンの森を回って、3部隊倒すのはかなり無理がある。
鬼の徒歩では限界がある。


勿論、レイビアのみを空間転位させることはできる。
だが、空間転位の魔法は正確に移動することは至難の業である。
おおよその移動はできても、正確な移動は難しい。
誤差が5,6キロメートルあるのが普通である。

正確に移動するのは、それこそその土地をよく知っていなければならない。
部屋の構造や、森や空間……そのものをイメージできなければ移動はかなわない。


ならば、機動力があるものを呼ぶ必要がある。








クロン「マユル。」

マユル「――――何?こちらは順調だ。もうすぐアイアトーネ市まで攻め込める。」

状況は分かっていた。

マユルは国境警備隊を蹴散らしていた。
それ自体はかなり順調である。
そもそも竜との戦闘経験がない一般軍人がどうこうできるレベルではない。
蹴散らすことは簡単であろう。





マユル「そちらの言いたいことは分かっている。大丈夫。民間人?……には手を出さない。それでいいのだろう。……僕の標的はあの真紅の女だけだ。」

たどたどしい言葉で話し始めるマユル。
それでも昔に比べれば、随分流暢にしゃべれるようになったものだと思う。

マユルには警備隊のみ蹴散らすように伝えてある。
でないと、竜がアイアトーネ市に進行すればそれこそ万単位の被害が出る。
そして、アイアトーネ市が戦略上復興するのに膨大な時間がかかる。

それを避けるために、クロンはマユルに懇懇と伝えてあった。
どうやら、それは理解しているらしい。






クロン「シェクスピアの残した結界が破られようとしているんだ。竜部隊で手伝ってくれ。」

マユル「―――――――――――了解。」

少し間があって、返事をした。
シェクスピアという言葉に反応したかもしれない。
マユルがどういう生活を過ごしてきたかは分からないが、母親らしい母親はいなかったのだろう。
マユルはシェクスピアを母のように親しく接していた。









クロン「残り2部隊だ。かなり距離が離れている。だから、お前以外の竜は今から言うポイントへ向かうように命令してくれ。……それこそ好き勝手してよい。終わったら、追って指示を出す。」

龍が好き勝手動くと言っても、本能に基づく行動は従順である。
それこそ食べ物がそこにあると教えれば、竜たちはそこへと向かう。
それが本能というものである。

統治の中枢にいるマユルがいなくても、それは十分に対応できる。
それと同時にクロノス自治区への帰属意識も植え付けているから、戻ることも勝手にしてくれる。

戦争までのこの時間はそういった教育もマユルとクロンはしていた。







マユル「僕は。」

クロン「ちょっとな、お願いがあるんだ。」

マユル「―――――――――――?」




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