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2010/04/05 (Mon) 8話『地球』

レイビア「そういえば、さっき『僕の生まれた星の~~』と言っていたが、お前は異星人なのか?」

マユル「――――ああ、そうだよ。」

レイビアはあきれ返った。
いくらなんでも無茶苦茶すぎる。
龍に異星人。かなり豪快な組み合わせである。
魔界から移ってきたとはいえ、ここまで異種の組み合わせもまた珍しい。








レイビア「………随分とこの大陸も魑魅魍魎が住むようになったわね。」

マユル「――――??僕から言わせてもらえば、この大陸は何でもありのファンタジー世界だけどね。」

レイビア「そうか………。しかし……アレだ。どうして、この世界にやってきたの?」

マユル「別に来たくて来たわけじゃないけどね。」

マユルは興味なさそうに言った。
本当に興味がないというか、あまり話題にもしたくないような口調だった。
それでも話し始めた。








マユル「この時代から換算すると……3000年前?僕の乗っていた……船がこの星に不時着したんだ。生き残っていたのは僕だけだったね。」

レイビア「……ねえねえ。この星は『グッゲンハイム』っていう天地創造から生命が生まれたのよ。3000年前って人住んでないじゃない。大体、そっからどうこの時代に来たのよ。」


この大陸の生命体はすべて『グッゲンハイム』という天地創造から産まれている。
これは地質的にも、化石的にも証明されていることである。

そのため、『グッゲンハイムという天地創造がおそらく1905年前にあったであろう』という意味合いで、グッゲンハイム1905年という年号がついている。
もし、マユルが3000年前にやってきたということは、生命体が生まれる前にここに来たと言うことになる。






マユル「―――――うん。そうだね。
    まず、あれだね。僕がこの星に不時着したときは龍しか住んでいなかったね。
    それは間違いない。
    この大陸はグッゲンハイムっていう天地創造が起こる前は
    龍が支配していたんでしょ。
    それだよ。」


レイビア「私が魔界で過ごしていたのが霞むぐらいのすごい話ね……。」


マユル「僕は死ぬ直前でね。
    そのとき龍が血を分けてくれたんだよ。
    今で言う竜王かな。
    僕も生きたい、っている生存本能があったからね。
    それも相まって……蘇生した。
    ただ条件があってね。
    それがこの時代にタイムスリップすることだったんだよ。」

レイビア「何で?」









マユル「とりあえず、龍が滅んだときのための保険。
    ……って、言っていたけどね。
    本当かどうかは知らない。
    ………それはそうと。」

レイビア「何?」

マユル「……もう少し弱い力で抱きしめてくれない?お腹が痛んだけど。」


レイビアは鬼の力も使って、マユルにしがみついていた。
これがマユルでなかったら、身体が捻じ曲がっているぐらいの腕力であった。
高所恐怖症であるレイビアは必死にマユルにしがみついているのである。

そして、目も閉じている。
下など見ようものなら卒倒するぐらいの景色が見られる。

ひたすら話をしているのは、恐怖をやわらげるためである。










レイビア「他の星から来たのは分かったけど……まあ、あまり私にとって意味のない質問だけど…。」

マユル「――――壮絶にスル―したね。――――で、なんだい?」

レイビア「どこの星からの来たの?」

マユル「西暦2018年。」

レイビア「??」

マユル「西暦2018年の地球って星からだよ。」


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comment











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また来てしまいました、若野です。
レイビアってギャグもいけたんですね^^
登場の仕方が強烈だったからかもしれませんが、年相応の部分を持っていて妙に安心しました。
なぜか無表情な子かと思っていたので。可愛いvv

この世界の位置も分かってきて、これからが楽しみです。
また来ますね。

2010/04/06 20:13 | 若野 史 [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

若野様へ

レイビアはこのシリーズでは結構重要な意味を果たすキャラクターです。
ギャグだって、シリアスだって、恋愛だって行けます。
企画段階とかなり性格が変わったキャラなので、いまいち性格が曖昧なような……という感触が残っていますが、それでも気に入っていただいて何よりです。

とりあえず、グッゲンハイムは地球から遥か彼方離れた星です。
地球の何万年後の姿というわけではありません。

2010/04/06 21:46 | LandM [ 編集 ]


 

まず、コメントをありがとうございます。
とても嬉しかったです。

それから、マユルとレイビアってお互い、異種なものをその身に取り込んでいますよね。
その二人の自我が崩壊するような事ってないんですか?
よくありますよね。人である部分がどうしても受け入れられないとか。
ああでも、二人は幼い時、自我の形成前だから平気なのかな。
すみません、とりとめがなくて。

2010/04/07 01:52 | のくにぴゆう [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

のくにぴゆう 様へ

そう言えば、そういう考え方はできますね。……あまり深く考えたことないですけど。
レイビアは自我の形成前に神隠しに遭遇しましたから、平気ですね。鬼とともにいるのが当たり前という思考になっていますね。

マユルの場合は逆ですね。かなり強い自我を持っているので竜の血を飲んだぐらいでは彼の自我は消えていない設定です。人を人と思わない部分があるのは、実は竜の血を飲んだからではありません。人を人と思わないところは、マユルの本来の性格ということです。これはマユルの地球での特殊な生活環境に起因することです。人食うことに躊躇いを覚えないのは、別に竜の血を飲んだからではなく、本来の生存意欲から起こるものです。
……まあ、たぶんこんなところじゃないですかね。
いつもご愛読ありがとうございます。

2010/04/07 08:04 | LandM [ 編集 ]


 

あああ、マユルくんとレイビアちゃんのイメージがどんどん音を立てて崩れていく(^^;)

マユルくんは龍族の血を受けて人外の精神を持った化け物のような少年とばかり思っていましたが、明るくて元気な子ではないですか。

レイビアちゃんは魔界育ちゆえに人外の精神を持った化け物のような少女とばかり思っていましたが、ツンデレ気味で元気な娘ではないですか。

世の中つきあってみるまでわからんもんだなあ。

2010/04/07 17:13 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

ポール・ブリッツ 様へ

マユルもレイビアも性格的にはこんな感じです。
人外といっても、根っからの性格はそんなに変わっていないです。
……といっても、変わっていますが。
レイビアのツンデレはシェクスピアからの遺伝ですよ。遺伝。

この作品は強烈なメンバーの個性によって成り立っているので、皆さん面白いキャラクターだらけですよ。日常の生活だと二人の性格は大体こんなもんです。

2010/04/07 22:27 | LandM [ 編集 ]


No title 

こうして読み返しをするのもいいものだなナンテ
昔の自分のコメを見て思いますわ。

マユルが地球人であったことに今更、衝撃だったりして
面白いよねぇ〜
万歳ファンタジーって言いたくなる。
マユルが言った龍の答えも意味深、
それが後に生きてくる。
長編ってやっぱ楽しい。

2013/04/01 19:33 | ぴゆう [ 編集 ]


ぴゆう 様へ 

確かに長編は長編で設定を細かくしておかないと・・・。
後で面倒くさいことになるので、
最初に設定を決めておくのが才条 蓮クオリティです。
とりあえず。

だから、つくるのに時間がかかっちゃうのですが。
マユルも設定てんこもりな人だなあ。。。

2013/04/01 22:04 | LandM [ 編集 ]


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