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2014/08/16 (Sat) 1話「魔王の愛液」

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1話「魔王の愛液」






ピチャン。

唾液と愛液が触れ合う音がベッドで木霊する。
静寂に包まれた、
ベッドしか置かれていない部屋で愛液の音が聞こえる。











エクレア
「ん・・・ああん。」


エクレアは交接の最中であった。


肩まで伸びている黒髪が乱れている。
前髪が乱れて憂いに満ちた瞳が見えないでいる。

だが、その双眸から雫が垂れており、口は緩んでいる。
頬は蒸気しており、顔面が高揚しているのが分かる。








涙を流すということは悲しいことなのか・・・。
と思われがちなのだが、エクレアの場合はそういうことではないようである。













エクレア
「嬉しい・・・・貴方に抱かれて・・・本当に嬉しい・・・。
 

 今すぐここで死んでも悔いはない。
 後悔もない。
 

 魔王様の優しさと寛容さに包まれて死ねるなら、
 
 私は幸せなの・・・・。」



クロン
「私より先に死なれても困るがね。」


エクレア
「ん・・・・、意地悪を言わないで。
 それぐらいに幸せなの・・・・・。」




エクレアは心の奥底から嬉しいのである。
歓喜にあるがゆえに涙を流しているのである。
感情が理性を超えて、表情に出ている。
その表れが、涙である。












エクレアはその涙を隠すために、
咄嗟に裸体の涙を手でふき取る仕草をとる。

だが、涙をふき取った、
その瞬間からまた涙が溢れ出てしまう。

それはエクレアがどれだけ幸せなのかを示しているのかもしれない。












そのふき取った前腕には少し目立つような痣が見える。

いや、その痣は前腕だけではない。
上腕に伸びている。
その痣は肢体の中心に向かうにつれて多くなっているように見える。
見えるではなくて、実際に痣は多くあった。




乳房には多くの痣とともに歯型もあった。
下腹部には時間でも消すことのできないような痣が多数散見される。












どれだけの性的虐待を受ければ、
ここまでの痣ができるのか。
それは受けたものでないと理解することができない。



いざ、エクレアを愛する男性がいたとしても。
その肢体を見れば絶望すら懐くような被虐の痕跡が残されている。








それでも魔王は何も表情を変えることなく、
何もなかったかのように、エクレアを弔慰していた。


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