FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2014/08/16 (Sat) 3話「そこにあるのは絶望の光」

a0790_000819_m.jpg
3話「そこにあるのは絶望の光」






エクレアはただ売られたという事実に再び絶望を覚える。
もはや、この世界に救いがない。
そこまでの絶望を心の奥底から懐いた。














その瞬間、声が聞こえた。
その声はエクレアを買った魔王の声であった。



クロン
「キミは何を望む?」



















エクレア
「世界に絶望を。私と同じだけの世界の絶望を。
 まずは…私に絶望を与えた『あの人』たちに多大なる絶望を。」




不意に言葉が出た。
それが本心だったのかどうかは疑問の余地がある。
余地があるが、何を望んでいるか聞かれて咄嗟に出た言葉である。
彼女にとって、考える余地もなく。
そのとき。
絶対的に望んでいたのは、間違いなく世界に絶望を与えることだった。



どうして、自分だけがこのような性的虐待を受けないといけないのか。
ここまでの被虐を自分だけが。

ここまでの絶望を他の人にも分け与えないと。
そうエクレアがそのとき望んである。


















クロン
「分かった。ならば、まずは当初の願いを果たそう。」




バチン!!!!!!



その瞬間、エクレアを誘拐した一人が爆発した。

火薬などによる爆発ではない。
内部から膨らむように爆発したのである。
血液が、胃が腸が脳が飛散する。









その一部がエクレアにもかかる。

一瞬、何が起こったのかわからなかった。
それが魔王の魔法によるものだと分かったのは少し後のことだった。

















誘拐した他の仲間は叫んだ。
恐怖のあまりに泣き叫ぶ者もいた。

飛散する内蔵と血液。
エクレアに降り注がれた脳味噌の一部と多量の血液。

















その状況でエクレアは一つの答えを得た。



エクレア
「ああ、他人の絶望を見ることはこんなにも美しい光景なのね。」



世界に絶望を懐いたエクレアの答えだった。




その瞬く間の果てに、エクレアを誘拐した者たちは全て殺された。
すべては魔王の手の内によって。


スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<4話「進め。闇の彼方まで」 | TOP | 2話「妹の悲愴」>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/2066-24df0609

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード