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2014/08/30 (Sat) 4話「妹の死は突然に・・・」

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4話「妹の死は突然に・・・」





ヒンメル
「・・・死んでいる。」



エクレアの呼吸は止まっている。
心臓も止まっている。
それ以上のことは分からないが。
グッゲンハイムの世の中では、これ以上の死はない。














蘇生の可能性はある。
それに賭けるしかない。


100人以上を殺したテロリスト。
エクレア・ウェスターノ。
ヒンメルの遠い妹。
それがこんなところであっけなく死ぬ。
それはあってはならないことだ。
そう思っているはヒンメルだけかもしれないが。
















ヒンメル
「医者と治癒員を総動員・・・!!!
 この女性を今の段階で死なすわけにはいきません・・・!!!」



かろうじて、そう言うヒンメル。
自分自身で治癒の魔法をかけることも吝かではない。
ないのだが・・・それでも一流ではない。
回復魔法は一般人と同じ程度である。
それならばプロに任せる方が早い。

魔王の血統がアダとなったか。
魔王の魔法は召喚や設計の魔法は得意だが、
回復の魔法を得意ではない。
もとい、そういうのが得意な家系でもない。


・・・・もちろん、大量虐殺をしたエクレアを助けるのに迷っていることもあるのだが。























カレン
「ヒンメル」

ヒンメル
「勇者様ですか。」


真紅の勇者が現れる。
大女であるが、もう老女でもある。
存在感がある、そして貫禄がある。


ヒンメル
「エクレアの心臓が止まっています。
 そこはなんとかするか・・・あるいはどうにでもなるか。
 それはともかく。」


勇者。
それに現時点の報告をするのはいつでもできる。
それより問題なのは。
・・・裏にいる魔王がどういう動きを取るか。
そちらの方が問題である。

エクレアの対策はこちらでするしかない。
だが、魔王の対策は勇者しかできない。
それは助言を頼むヒンメル。



















カレン
「さあな。経験から言えば、捨てる。
 それが魔王の鉄則だ。生きてこその愛人。
 それが魔王の約束だ。
 死んでまで果たそうとも思わない。

 死んでも愛人の願いをかなえるような
 センチメンタルな人物だったらもう捕まっているだろう。


 ・・・・・もっとも。
 死後のことも言っているならともかく。」



男は未練の生き物とも言うが。
そういうわけではないのが魔王なのだろう。







魔王が死んだ女性のために命を懸ける。

・・・ははは。
そんなことをするような男ではない。
















ならば、エクレアが死んだら魔王は逮捕できない。
再び事件は闇に消える。



・・・・そういうことなのだろう。
それならば、エクレアを蘇生させることが優先だろう。


ヒンメルはそれを期待して、治癒員に治療を任せる。



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