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2014/08/30 (Sat) 6話「死は受け止めるもの」

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6話「死は受け止めるもの」




勇者、カレン・エスタークはそこにはいなかった。
先ほどまで治療をしていた治癒員もいない。
死体となったエクレアもいない。

今ではいるのはヒンメル・ウェスターノだけであった。
骸も今では霊安室にいる。




















ヒンメルはそれでもエクレアのいた牢屋にいた。

意味のない行為である。
要するに、ヒンメルは牢屋で放心状態である。
気持ちを落ち着けるためにそうやって放心状態であるだけである。







・・・・。








・・・・・・・。










・・・・・・・・・・・。









ヒンメル
「・・・・・・・ふう。」


結局のところ。
考えても仕方がないことである。
そういうところで結論が落ち着くことになる。

だが、こうやって放心状態になるとことで落ち着くこともある。
無理もない話である。
愛してはいないが、あれだけ憎悪していたエクレア。
それがあっけなく牢屋でいきなり死んだのである。

気持ちの整理ぐらいはつけないといけない。
それだけの憎悪はあった。














憎悪と愛情は似ていて。
方向性は真逆であるが、それでも強さがあればあるほど愛着が出てくる。

エクレアだけは自分が殺さないといけない。
自分だけで裁きたい。

そういう愛着が憎悪のもとにできていたのがヒンメルだった。






それがいきなり分断されたのである。
それは放心状態になっても仕方ないことである。


















ヒンメル
「さて。普通通り仕事に戻りますかね。」



それでも。
時が戻ることもない。
時は進み続けるだけの話である。
それならば、時流に沿って動かなければならないのが生きる人の務めである。

それが生きる人の務めである。









ガキン!!!!!!!




そう前に進もうと思った瞬間。
剣が投げ込まれた。

ヒンメルは咄嗟に避けた。
避けていなければ死んでいただろう。
それだけの必殺の攻撃。




その攻撃はいつもの人物のもの。


アンデルセン・フェルト。
ヒンメルに懐刀として機能している人物であった。




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