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2014/09/20 (Sat) 8話「仲介」

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8話「仲介」







ヒンメル
「…ミルフィール女子も天へ登りました。
 それでもここにいるということは。
 何か用でもあるのですか?」


そうでなければ、ここにいる理由は皆無だろう。
ただでさえ、敵陣の真っ最中である。

その中に長居するのは得策ではないだろう。



・・・ましてや、初めの妻の追悼をしているわけはない。


そんなセンチメンタルな感情を持っていないのが魔王なのだから。














クロン
「本音から言えば。ヒンメルと話がしたい。
 何。私の孫娘なんだ。

 祖母の追悼という意味でも。
 そういうことをやっても良いだろう。」


ヒンメル
「・・・私と?」


確かに。ヒンメルの祖父にあたる人物である。
感傷という面で考えても、ゆっくり話をしたいという感情はわからないでもない。


勇者の後継者である魔王の孫娘。
その血統で、どれだけヒンメルが優位に立てたか。

それは計り知れない。


功績は分かっている。
尊敬もしている。




・・・・・・・。




・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・。



しかし。
あれだけの。
100人以上の死んだテロ行為を起こした犯人である。
そして、勇者の宿敵である。


勇者カレンは私をここまで育ててくれた恩がある。
その恩を無碍にすることはできない。


加えて、魔王と勇者どちらを選ぶか。
そんなの決まっている。勇者に決まっている。


そこまでわかっている。
分かっているのだが。。。。






・・・・・・。







・・・・・・・・・・・。





・・・・・・・・・・・・・・・。









・・・・・・・・・・・・・・・・・・が。



時間稼ぎは必要である。

勇者はいま敵と戦っている。
それに負けるということはあり得ないだろう。
時間稼ぎをすれば、勇者はこちらに来る可能性は高い。



ならば、時間稼ぎは必要。
加えて、魔王と会話ができる。

そこから何かの糸口が見つかるかもしれない。









ヒンメルがそこまで読み切った瞬間。
いや、それすら魔王は読んでいるのかもしれない。




ヒンメル
「分かりました。話だけは聞きましょう。」



ヒンメルは肯定の意を示していた。

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