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2015/03/28 (Sat) 5話

ホルン森800夜
5話




女子
「もう最悪よ!」

男子
「文句を言ってる場合か!?さっさと屋根を作るぞ!」


傍目からだから正確ではないが。
11人のメンバー構成で男8、女3。
現在は男女2人ずつで食料を探しに行き。
残りのメンバーで雨を凌ぐスペースを作ろうとしている。
リーダー格の男はそれなりに知識と経験を持っているようだが、
それ以外は能力のばらつきが大きい。




傍目から俺は様子を見る。
その中に入ることは決してしない。
それは別に悪いことではない。




冒険者を目指す者はまずモンスターと戦う力を得ようと考える傾向が強い。
冒険者が危険な場所でモンスターの襲撃を掻い潜り宝を手に入れるという。


物語が多く描かれていることから生まれたイメージだろう。
最低限以上の身を守る術は持っていて然るべきだ。









だが冒険者に本当に必要なのは入学式で学長が言ったように生き残る力だ。
極論、冒険者は戦う技術がなくてもよい。



危険を察知し、
回避する能力に長けていれば冒険出来るからだ。



サバイバビリティーを見るには過酷な環境に放り込んでみる。
分かりやすくはある。


















仕事絵空(夜)


・・・・・・・・・・・・・・・・・が。





思考から意識を戻し。
下方に目をやると食料を探しに行ったメンバーが増えて戻ってきた。



2人追加で13人。
遠目で分かりづらいが果物の他に小動物を狩ってきたようだ。




この湿った状況の中。
完成した粗末な屋根の下で必死に火を起こそうとしている。










・・・・・努力は認めるが、この湿度ではな。




雨に触れていない睫毛に水滴が溜まっていた。


吐く息は白く。
大気の温度は日が落ちたことで急激に下がり始めているようだった。
木のうろとは違い屋根しか出来上がっていないグループ。
その寒さを直に受けており離れていても震えているのが分かる。









女子
「火はまだつかないの?寒くて凍えちゃう。」

男子
「今やってるよ!」


後ろで見ているだけの女子に男子が苛立った声で答える。
明かりもなく。
雲がどこかの光を反射しているのか仄かに明るいだけの状況。
火の存在はどれほど心強いか計り知れないが。
劣悪な着火条件では上手くいくはずもない。
























男子
「くそっ!こういうときに魔術師学科のやつがいれば。」


魔術師学科は名称通り魔法使いを育成する。
術者の得手不得手によるが火くらいは出せるはずだ。
パーティーにおける魔術師の価値を知る意味でも。
このサバイバルは働いているようだった。







男子
「やっぱ湿気じゃ火は無理だ。」


遂に火を起こしていた男子は匙を投げた。
あからさまな落胆が広がり、ギスギスした雰囲気を感じる。

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大勢いればいいというものでもないのですよね。
一晩という限定付きだし、グラドくんの判断は妥当だと思います。
慣れていない生徒たちは苦戦していそうで、そちらは心配ですね。
グラドくん、どうする?

2015/03/28 13:41 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

その辺が妙なんですよね。
一人で行動するのが冒険者らしいのか。
あるいは大人数で行動するのがいいのか。。。
そういうのも採点対象になっております。
そのあたりも見て頂ければいいです。

コメント毎度ありがとうございますです。
(゚∀゚)

2015/03/28 19:58 | LandM [ 編集 ]


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