FC2ブログ
2020・12
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2010/04/13 (Tue) 3話『斬撃』

karedora_convert_20100413180545.jpg


カレンは状況を確認した。
周囲は逃げ惑う市民。燃え盛る家宅。
そして、暴れる竜。
幸いにも竜には統率がとれていない。
つまるところ、マユルがいないことを意味する。
それならば、この竜ははぐれた暴れ竜か―――――。

カレンはそう判断した。
どうにも中心部に行くのが遅れる。
まあ、そんなことはどうでもいいと断ずるのがカレンであった。
カレンにとっての至福をより多くの市民を救うことにはあらず。
正確には目の前にいる市民を救い、その敵を殺すことにある。
戦うことが本分のまさしく、勇者であり虐殺者でもあった。








カレン「さっさと行くぜ。テメエの相手をしているヒマもなければ、さっさと倒さねえと色々人が死ぬんでな。」

「グ…グオオオオオオオオオオ!!!!!」

龍は一瞬ひるんだあと……カレンに立ち向かった。
龍はカレンが勝てないぐらい強い相手だと認識して撤退を考えた後……それは不可能だと断じて襲い掛かったのである。








カレン「邪魔は……すんなよ……!!!」

シュウウウ!!!!

カレンは龍のかぎ爪を難なく避けた。
――――――――そして、その凄惨な光景はやってきた。











ザシュウ―――――――。


突き刺した。
カレンは持っている大剣で、龍の喉を突きさしたのである。
カレンの持っている剣はその辺にあるナマクラの剣ではない。
精霊の思いの願いが込められた精霊製造の究極の聖剣である。
例え龍の鱗をもってしても、その剣を防ぐことはできない。


カレンは魔法すら使っていない。
つまり―――――単純なる剣の切れ味のみで龍の野太い喉を貫いているのである。



ポタポタポタポタポタポタポタポタポタポタポオタポタポタポタ―――――――――――――――――――――――――――――。


数多の血が流れ出でる。
首は太い血脈が流れているところである。
そこを刺されれば、大量の出血を余儀なくされる。
それは竜であっても、同じことである。



鮮血を一身に浴びるカレン。
それを気にすることなく、カレンはそのまま首から胴体へと剣をスライドさせる。




ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!



龍の無窮の身体が裂かれていく。
それこそ紙を切るように鮮やかに切れていく様は、竜を斬っている生々しい感触すらない。

ただ美しい。
まるで生物の解体ショーをやっているようなぐらいに芸術性があった。




ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!



斬られた龍はもはや体勢を維持することができない。
そのまま倒れて、朽ちていった。



「グウグググググ………。」
うめき声だけを残して、地面へと倒れこむ。
一般人が束になっても勝てない伝説にまで昇華されている竜。
それも勇者によって倒されていくのである。



カレン「………あと4匹か。」
カレンは呟きながら言った。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(8) |


<<8章挿絵 | TOP | 2話『助け』>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

カレンきた! 
「りゅーさんがみろぉゴミのようだぁ、ふぁーははは」

はぐれだけど一撃かy



「実は一つ質問が」

キャラクターの能力値を設定するとき元にしたものってありますかね。
自分も設定作ってみるかと思ったけど、何を基準に作ろうかと悩んで手が付かず、脳内だけでこんな能力かなぁと想像するのみです。
元にしたゲームとかシステムとかありましたら、参考までに教えてください。

2010/04/14 06:15 | 節 [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

節様へ
カレンが竜を一蹴するのは結構豪快で爽快なシーンですね。
ここまではっきりとぶっ飛ばすシーンも珍しいですからね。

キャラクターの能力値に関してはPCゲームのFATEを参考にしています。ただFATEの能力値は結構判定が厳しいので、演出も込めて少し高めに能力値を設定しています。
世界観はDCゲームのハンドレッドソードというゲームを参考にしてます。

後は、適当にかなり色々なゲームを参考にしていて、わからなくなってますね。。。

いつもご愛読ありがとうございます。

2010/04/14 18:09 | LandM [ 編集 ]


 

ドラゴンにできる最大のことといえば、てんでんばらばらな方向に散り散りになって逃げることにより時間を稼ぐことぐらいでしょうけど、その前にカレンによって皆殺しになってしまうんでしょうなあ。

下っ端はつらいですなあヒーロー小説って。

2010/04/14 18:36 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

ポール・ブリッツ様へ
まあ、ヒーロー小説かどうかはちょっと微妙ですが。
この作品は各キャラクターが好き勝手やっている小説ですので。
たまたま今回噛み合っただけ……という解釈もできないくはないですね。

まあ、圧倒的な火力があるカレンが勝つに決まっているのでドラゴンも大変ですね。下っ端はつらいもんです。文句があれば強くなればいいのです。

2010/04/14 21:33 | LandM [ 編集 ]


 

ドラゴンは悲しい。
死ぬか、使役されるか、それしか生きる道がない。
人ならば、使役より、反乱をして死ぬ事を是とするだろう。

2010/04/16 16:31 | ぴゆう [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

ぴゆう様へ

そうですね。
結構そういうところはセンチメンタルなところですよね。
そんなこんなで竜王みたいな存在がいるわけであって。
考えてみれば、マユルもそういうものを統括する存在なので、結構重要ですよね。

いつもご愛読ありがとうございます。

2010/04/17 13:21 | LandM [ 編集 ]


 

カレンさんの圧倒的な強さ、やはりカッコいい。
禍禍しささえ感じさせるものだけれども、ダークヒーロー……もとい、ヒロインな魅力があります。

どちらが正義とも悪とも言えない戦い。
結局、人と人以外のものは共存しえないのか。などと考えてしまいました。

続きも楽しみです。

2014/12/03 11:01 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

まあ、ダークヒーローであることは分かります。
ただ、私にとっては正統派勇者なんですけどね。
勇者としての生き方を貫いていることは多分最後まで見ると分かると思います。

2014/12/03 20:30 | LandM [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/230-0bad8e5a

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード