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2010/05/02 (Sun) 7話『精霊憑依禁呪』

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クロン「星の領域の魔法を発動させる。
    わが名はクロン・ウェスターノ。
    魔をすべし者なり。
    ………星術流星魔法『ホシクズ(星屑)』」


シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!








カレン「ち……!!」

カレンの元に無限ともいえる数の星屑が落下してきた。
一つ一つの威力はない。
そして、カレンに致命的なダメージを与えるものではない。


……が、数が多すぎる。
これだけ多量の星屑が落ちてくれば、流石のカレンとて避けることができない。



バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ!!!!!!!!!!









カレン「邪魔くさい魔法だな!!」

威力がなくて、視界を悪くさせることができる。
そして、体勢を崩すぐらいの働きはある。
巨大魔法と違って、対処が面倒くさいのが難点だ。
カレンにとってはシェクスピアの隕石魔法よりも手間だった。








クロン「マユル!!!!」

マユル「ָעٗٮΑϣЊϳЍЏѲҮӕҬѬѩһҷҴ
(我、マユル・パーチェノークがグッゲンハイムの大陸に君臨する)
    AąŃƸɄɭɪʏʖʫϓЌжгЊЫ
(竜王の真なる武装を顕在させる)。
    ⅜╒ŘĦΔŵΎΨξ
(略式 トールフーラ起動)」


ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!

マユルの槍が再び光の槍へと変化した。
その大きさは10メートルを超える。
流石のカレンでもあれを直撃すると、下手すると死ぬ。

マユルを踏みつぶしていたカレンはすぐさま、後方へと下がった。
そして、体勢と立て直した。







カレン「ぐおおおおお………!?」


しかし、魔王にとってはそれすらも想定内である。
そして、再び詠唱を始めた。










クロン「今、精霊シュウメイセイ(周明星)が降臨する。
    星の動きを知る者である。
    そして、記るものでもある。
    彼は星を動きを見続ける精霊。
    そこに善も悪もない。
    ただ観測する。」




カレン「禁呪の精霊憑依……!!!
……しかも、これだけ巨大魔法を使っておきながら……
どっから魔法を唱えているか分からない!!!???
くそったれ!!魔王はここまで禁呪の扱いが慣れているのか!!??
慣れているなんて領域じゃないぞ!!これは!!
グッゲンハイム全土を探しても、
ここまでの禁呪の技術を持った奴はいねえぞ!!」




クロンの禁呪に対する親和性は高い。
魔王だから当然のことである。
そして、その知識と論理組立てもシェクスピアと散々やってきたことである。
このグッゲンハイムの大陸において、彼ほど禁呪を知る者はいない。
彼ほど禁呪を普通どおり使える者はいない。

それぐらい彼の禁呪の技術は他を遥かに凌駕している。
力ではなく、それに相反する技術なのだから。








マユル「ʧʣʣζ(投擲)」


驚いているカレンを逃さないマユル。
彼は持っている光の槍を文字の如く投げた。
マユルにとっては離すことができないぐらい大切に扱っている槍である。
それを千載一遇のチャンスに投擲をしたのである。


ただの槍ではない。
10メートル近い光の槍と化している名槍トールフーラ。
それを聖剣グラストと同等の威力もつ槍である。

体勢を崩しているカレンにとっては良くて相殺することしかできない。




カレン「うぜえなあ!!本当に!!」


バキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!


剣と槍が衝突し合う。
互いに魔力の塊であるがために、火花が散っていた。
槍はまるで意思を持っているかのようにカレンのもとへと突き進む。
カレンはそれを抑え込もうと躍起になる。


その魔力の威力はほぼ互角。
どちらかが負けることもどちらかが勝つことない。
ただ魔力が衝突し合って、消耗していく。
それまで、カレンは防御し続けた。



それを逃す魔王ではない。



クロン「さあ、星くずが収束する。
    星の起源は岩なり。
    石と飛礫が混じりあう。
    そして、星となる。
    もとより、星は屑のあつまり。
    その輝きは太陽のごとく。
    輝きは視認を許さず。
    屑のように閃光の塵となれ。
    星の精霊憑依魔法――――――『ホシクズオトシ(星屑落とし)』」




シュウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!

今まで星くずであった、ものが一気に収束する。
一つ一つが巨大な魔力の塊である。
それが一つ一つ集まり、数は億を超える。
起源が小粒であるが、その数は尋常ではない。
その魔力の塊同士が集まり、街一つをつぶすような威力のある星が完成した。


―――――――――――――――――――そして。






クロン「魔王は魔を統べる者。
    何故統べるのかと問われれば、
その心に平和を望む心があるからだ。
    だからこそ、魔王は魔を統べる。
    勇者……魔王はな、魔を統べるための平和の使者なのだよ。
    その魔王の所業を邪魔する奴は……たとえ勇者であっても許さん。」



ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン。


魔力の塊である星がカレンに堕ちた。
砂塵が舞い、世界は幻に包まれた。







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