クロン「今だ、マユル!!!勇者を倒せええええええええええ!!!!」
マユル「――――――――!!!!」
カレンが能力制御をしているの周知の事実である。
ならば、撤退させるか、あるいは能力制御を付けたまま致命傷を負わせるか、が焦点になる。
基本的に能力制御は自身に生命の危機が訪れれば、解除されるようになっている。
ならば、それを超えてダメージを与えてやればいい。
それこそ致命傷になるような一撃必殺を。
その千載一遇のチャンスがこのときだとクロンは感じた。
もし、これを逃せば、カレンは能力解除をする。
そのような予感があった。
違っていても、だからこそ、クロンは怒号のような声を上げた。
マユルは即座に反応する。
カレンを倒す機会はこれにおいてない、と思ったのはマユルも同じである。
シュウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!
マユルはカレンのもとへ滑降する。
そして、槍を構える。
シュウン!!!!!!!!!!
神の業とも称されるスピードでマユルは突いた。
カレン「こんなところで負けてたまるかよおおおおおおおおおお!!!!!!!」
街全体に響き渡るようなカレンの怒号。
カレンは体勢を立て直して、すぐさまマユルの槍に反応していた。
聖剣グラストでマユルの槍をねじ伏せようとした。
ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!
二つは重なった。
―――――――――――そして、異変は起こった。
マユル「―――――――――!!!!????」
カレン「なんだ???」
二人は一瞬、空間が歪んだような錯覚に陥った。
時空が歪んだようにも思えた。
ともかく、何か異変が起こったのは感じた。
そして。
全てが崩壊するような爆発が起こった。
マユル「………………な!!!!!!!!???????」
カレン「ぐうううううううううううううううう!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!
その周辺が吹き飛ばされるような爆発であった。
街が崩壊するほどではないにしても、周辺の建物が吹き飛ばされるような爆発であった。
そして、町の住民が耳をふさぎたくなるような轟音であった。
二人は予期せぬ爆発に巻き込まれて吹き飛ばされた。
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comment
もしもカレンさんが見た死体がさっきの女の子だったら……。
ドラマチックだけどガクガクブルブルガクガクブルブル(((((((( ;゚Д゚))))))))
しかし爆発の正体はなんだろう。
気になるなあ。誰にとっても予想外らしいからなあ。
2010/05/02 13:57 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]
こんにちわ!ハタハタです。コメントありがとうです。
こちらも対決……カッコイイです(うち小説と違って)、爆発の原因と視界が開けた後……何が写るのでしょうか?
2010/05/02 15:37 | ハタハタぶりっこ [ 編集 ]
ポール・ブリッツ様へ
……原案通りだったら、少女が死ぬ予定だったんですけどね。
カレンが思った以上に暴走しまくっているので、少女が死なずにすみましたね。カレン的グッドエンディングでしょうか!!……って感じですね。やっぱり、カレンってそういうところがわかっているキャラでGOODですね。
ちなみに爆発の正体はこの話では明らかにされません(え~)。
これは単なる次回作の伏線なだけです。
あまり重要事項でもないので、気にしなくて大丈夫です。
いつもご愛読ありがとうございます!!
2010/05/02 18:51 | LandM [ 編集 ]
Re: タイトルなし
まあ、確かにカッコよくしてます。
基本的に戦闘シーンはあれですよ。
自分が『おお!!』って思わなきゃ、他人が『おお!!』って思うわけないと思ってます。
なので、何度も何度も書き直しています。……それでこれかよ、ってご意見もあると思いますが、今の自分的には展開的に面白くてGOODだと思っているのですが・・・他人はどうなんでしょうね。コメントありがとうございます。
爆発の原因は明らかになりません(え~)。
視界が明けた後には最終章が待っています。
次回から最終章です。
この連載も結構長かったですねえ。。。
最後までご愛読いただければと思います。
よろしくお願いします。
2010/05/02 18:56 | LandM [ 編集 ]
爆発、予想外の展開です。
「おお!?」と思ったあたり私完全に踊らされていますね。
しかしカレンさんは血腥いことには慣れていても守るべき者の死には凄く敏感なのですね。時々忘れかけるけどやっぱり勇者なんだなあと思いました。
2010/05/03 23:19 | 若野 史 [ 編集 ]
若野 史様へ
爆発は意外に好評なんですね。
何が好評になるかは本当にわからないものですね。まあ、カレンは一応勇者です。。。。たぶん。きっと。
いつもご愛読ありがとうございます。
2010/05/04 07:04 | LandM [ 編集 ]
戦い、爆発
漁父の利を得る奴は誰なんだろう?
2010/05/04 13:45 | ぴゆう [ 編集 ]
ぴゆう 様へ
いつもご愛読ありがとうございます。
漁夫の利かあ……あまり考えたことないですかね。
この戦争で一番得をするのははサハク・シュラインじゃないかなあ。。。と思っているのですが、どうでしょうかね。
まあ、なにはともあれ、次回からは最終章が始まります。
お楽しみくださいませ。
2010/05/05 05:52 | LandM [ 編集 ]
まさに死闘そのものですね。
カレンの芯の強さと実力には感服します。
彼女は揺ぎ無い心の持ち主で自分が勇者だということをはっきりと自覚していますね。
あまりないタイプの性格にひかれました。
マユルの槍が一瞬、ゲイ・ボルグだったらと思う僕は馬鹿ですね。←それならカレンの剣はエクスカリバーか?
すいません余計なことを・・・
これからの展開が気になります。
それでは、また!
2010/05/16 22:34 | 振り替え休日 [ 編集 ]
振り替え休日 様へ
確かにカレンはあまりないタイプの性格です。
それでいて主人公ですから、結構思い入れがあります。
悪役主人公ではなく、それでいて正義の主人公ではない。
そんなはざまにいる主人公がカレン・エスタークです。
主人公という存在を、そして、勇者という存在を改めて考えさせられる存在であるのは間違いないですね。
いつもご愛読ありがとうございます。
2010/05/17 10:52 | LandM [ 編集 ]
どうも、日賀美沙奈です。先日のコメント返し、遅れて申しわけありませんでした。
敬愛するカレンさんが再登場してくれたのは嬉しかったのですが、なにやらピンチのようでハラハラです。『魔法』というのは読む側に予備知識がほとんどないので、展開が読めないのがミソですね。
『魔法』といえば、この作品は流麗な詠唱の文言が生きているのがいいですね。私が書くと、呪文が必要な場面でもその文句をはしょる傾向があるもので(うーむ敵前逃亡…)。やはり『魔法』に対する思い入れの深さの違いでしょうか?
長文失礼いたしました。ではまた。
2010/07/08 21:06 | 日賀美沙奈 [ 編集 ]
日賀美沙奈 様へ
小説という媒体を考えると、詠唱が一番かなと思ったのが本音です。
これがゲームやアニメだったら、動きに躍動感がつくので詠唱をつける意味もあまりないと思いますが、小説だとどうしても文字媒体で動きに迫力をつけるのが難しい。
ということで考案したのが詠唱です。
これだと、詠唱の臨場感が出ますからね。
それをメインでやっています。
どのみち、この作品の華は詠唱であるといっても過言ではないと思います。
…考えるのが大変なのですが。
ご愛読ありがとうございます。
2010/07/09 11:28 | LandM(才条 蓮) [ 編集 ]
クロン様の呪文詠唱にドキドキし。
人々を守ろうとするカレンさんの姿に、
決意を感じ。
マユルくんもカッコいいし。
そして爆発来たー!
凄いバトルだな! と酔いしれております。
続きも楽しませていただきます!
2014/12/09 18:32 | 椿 [ 編集 ]
椿 様へ
熱いバトルがこの作品の持ち味です。
全てはバトルに集約させる。
それがグッゲンハイムの持ち味です。
最終章は全てをつぎ込んで、ストーリーを入れてますのでお楽しみくださいませ。
(/・ω・)/
毎度のコメントありがとうございます。
(´_ゝ`)
2014/12/09 21:25 | LandM [ 編集 ]
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