FC2ブログ
2020・12
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2010/05/07 (Fri) 1話『爆発の果ての策謀』

krmahoujin_convert_20100507163756.jpg


クロン「…………………!!!!爆発か……どうなった!!」

クロンが怒号を上げても誰も答えられない。
クロンが分からないことは誰にも分からないのである。
つまるところ、さっきの爆発で状況が分からない。それはシュラインも変わらない。







クロン「しかし……さっきの爆発は……なんだ??」

クロンは違和感を感じていた。
確かにクロンもカレンも生きているかどうかは心配である。
彼らがどうなっているかで、戦局が大きく変わる。
かなり重要な要素であるが、それよりも大きな違和感があった。


異質な感触がクロンはしたのである。
単純な魔力同士の衝突による爆発ではない。
もっと異次元の爆発が発生した。
そのように感じたのである。



時間が歪んだ?
空間が歪んだ?
もっと根本的な世界の理が歪んだ?

……そんな何か世界を構成する何かが歪んで爆発したような気がした。








クロン「…………。」

クロンはしばらく考えて、止めた。
これ以上考えても分かるはずがない。
そして、考える余裕もない。


クロンたちは戦争をやっていて、そして指揮官をやっているのである。
それを放棄して、原因が何かを探ることはできない。

今はシュライン国家と戦争をやっているのだ。
そして自分は全ての責任を担っている魔王なのである。
今は目の前にことに集中した方がいい。

出なければ、すべてはご破算になる。







クロン「レイビア!!」

レイビア「こっちはなんとか……結界の部隊は倒せたわ。……この後は?」


レイビアの返信をクロンは笑って返した。
これで結界が解除されることはまずあり得ない。
残っている部隊は1部隊。
たかだか一部隊で解除するとなると、相当な時間がかかる。
加えて、龍の部隊が襲っているのである。
事実上、結界解除部隊は崩壊したと考えてよい。



問題は戦争の終わらせ方だ。
仮に、クラッシュ ソードがやってくればこの戦闘は泥沼化する。
そうなると、クロノス自治区の勝ち目はないとは言わないが、勝てるかどうかわからない。
勝率は50%程度だ。
クロンの知識とギミックを凝らせば、勝利に持ち込むことはできる。
しかし、それは確定ではない。
だったら、和平をした方がましだ。



要は、隕石を本庁に落とす。
この脅しが効くかどうかの問題だ。

効かなければ、本当に隕石を落として、強制的にアイアトーネ市を制圧する。
そして、交渉に持っていく。あるいは、クラッシュ ソードの対策を練る。
相手も急転直下でやってきている。
綻びだらけのはずだ。
攻めるチャンスはある。


この先の状況が読めない。
マユルとカレンの生存が分からない。
隕石落としの成功の有無も分からない。

確実に効果が期待できるのはレイビアの部隊だけだ。
この駒をどう動かすか?
クロンの手腕が問われる。


確実な効果が期待できるなら、確実な戦略を取るのが道理だ。
奇襲やフェイクを作る必要はない。



……ならば。






クロン「鬼部隊を率いて、正面からアイアトーネ市を攻めてくれ。その先に真紅の女がいる。」

レイビア「……ほう?」

クロン「その道程には国境警備隊もいるだろう。苦労するが大丈夫か?」

レイビア「私を誰だと思っている?無論、行こう。」


隕石落としが失敗する可能性を考慮に入れれば、念のためは必要だ。
レイビアの部隊まで奇襲をかければ、隕石落としが失敗した際に総崩れになる。
それを防ぐためには、どこかの部隊に確実性が求められる。

カレンがいるのは嘘ではないはずだ。
生死は知らない。
存在はしているだろう。
どういう状況下は知らないが。





……さて、後は勇者と竜王はどうなっているか?
それに尽きると考えているクロンだった。


スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(2) |


<<2話『海の国家のやりとり』 | TOP | その4>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

こういった時、指揮官がアホだったら悲惨だろうなぁ。
瞬時に状況を判断し対策を立てる。迷いがないから部下は安心してついていける。
大事だわ。
私なら一兵卒だな。
もちろん、魔王側がいい。

2010/05/11 12:25 | ぴゆう [ 編集 ]


びゆう様へ 

ちなみにサハクもそれなりに優秀な指揮官ですよ。
人間味にあふれている人間象をしている・・・つもりです。
まあ、彼は『第2次魔王侵攻』の主人公なので、今回はあまり出てこないですけどね。
確かにクロンは優秀ですね。
そういった面に関しては。

いつもご愛読ありがとうございます。

2010/05/11 20:30 | LandM [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/276-737b055e

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード