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2010/05/07 (Fri) 2話『海の国家のやりとり』

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サハク「……なんだ?さっき爆発の検知があったようだが?」

サハクは神妙な面持ちで見ていた。
先ほどのような戦争を楽しんでいるような表情は見られなかった。








部下「魔力衝突によって発生した爆発のようです。規模が大きいですが、それでも建物がある程度崩落する程度の爆発です。」

サハク「……本当か?」

部下「は?」

サハク「いや……いい。」


違和感を感じたのは自分だけか?
サハクは異常を検知するだけの能力の察知力もない。
しかし、10歳のころから少年王の、クラッシュ ソードの提督として生きてきたサハクは修羅場を知っている。
その感覚が騒ぐ。


これ以上、事を荒立てない方がいい。
サハクの直感がそう言った。








ネーネ「少年王。」

クラッシュ ソードの魔力動力炉からの通信がやってきた。
このクラッシュ ソードを魔力の面で運用している女性……ネーネからの通信だった。





サハク「……何か感じるかい?」

サハクは聞いた。
ネーネはサハクの腹心ともいえる部下である。
魔力の潜在能力もさることながら、異常を察知する能力が優れている。
度重なる戦闘も、彼女の忠告のおかげでフェルトとの戦争に勝ち抜いたときもあった。

彼女なら何か察知しているかもしれない。
そう思った。






ネーネ「はい。」
澄んだ声でネーネは答える。




サハク「何に対する警告だと思う?
    アイアトーネ市に対する警告か。
    シュライン国家自体の警告か?
    逆にクロノス自治区の警告か?
    魔王の警告か?
    それとも勇者の警告か?」

ネーネ「この星そのものに対する警告……のような気がします。」


サハクは虚を突かれた顔した。
そして、普段と同じように豪快な笑顔になった。

星そのものに対する警告か。
それはかなり大きな規模の警告だ。
あまりに大きすぎて、自分が考えるにはスケールが大きすぎる。
それでいて重要な案件でもある。

この星があるからこそ、我らは生きているのだから。
サハクはそう思った。











サハク「ふ。こんな辺境の西大陸で戦争なんてしているヒマなんてないと、言いたげだな。ネーネ。」

ネーネ「………。」
ネーネは何も答えなかった。
答える気がなかったのかもしれない。






サハク「だが、今はアイアトーネ市を守ることが先決だ。
    戦争をやっている最中だ。
    指揮官が変なことをやったら、それこそ兵士も動揺する。
    そうすれば、無駄死にだ。
    指揮官はな、命を懸けても、多くの兵士を生きて戦場から帰す義務があるんだ。
    僕が死んで、1万の兵士が救われるなら喜んで死ぬ。
    本当に…何かあったときは頼むぞ。ネーネ。
    ……心配するな。
    引き際は弁えているさ。」

ネーネ「分かりました。少年王。」


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