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2000/11/03 (Fri) 序章閑話『田植え』

クロノス自治区は未開発地域が多いため、農作が非常に盛んだ。
どれぐらい盛んかというと宇宙一盛んだ。
……ごめんなさい。嘘だ。

まあ、それはともかくグッゲンハイムでも有数の農作地域だ。
最近は結構国同士の物流も進んできたこともあって、ちょっとした有名な作物になってきている。
よきかなよきかなだ。
まあ、農作物だけではなくて科学技術もそれなりに発達してきているから農作だけってわけじゃないが……。
それでも、他の国にはない野菜などもあるから、やはりクロノス自治区の農業は全くもって万全というわけだ。

これも一重に魔王である私のおかげだ。
はっはっは~~~~。


クロン「ふむ……まあ、農作物は順調に成長しているな。」
フェイト「だろ?」
クロン「この分だったら豊作だな。」
フェイト「あんたがここを運営してから不作だったときはあったのか?」
クロン「もともとの人口が少ないから、豊作なんだ。」
フェイト「まあ、それもあると思うが……。」


ここにいるのは農民Aだ。

フェイト「こらあ!!せめて名前で呼べ!!」
クロン「なんで、私の心の声が聞こえるのだ……。」
フェイト「お前は独り言が多いんだよ。」
クロン「気をつけよう……。」
フェイト「ああ。」


まあ、しかし一面の農業地域ということはある。
凄い広大な領土だこと。
まあ、開拓するのに相当時間がかかったのは言うまでもないのだが。
これだけあれば食糧不足で悩ませることはないな。


クロン「私たちの次の世代の子どもはたくさん増えるな……。」
フェイト「出生率はいまどれくぐらいなんだ。」
クロン「7~8ぐらい。」
フェイト「うおおおおおお。」
クロン「まあ、そんなに驚くな。」
フェイト「30年後には、5倍以上の人口になるな。」
クロン「いまの生存率を考えるとな。」
フェイト「いやあ、まさに旦那様様って感じだな。」
クロン「そう言われても照れるのだが……。」
フェイト「まあ、そう言うなって!!旦那の功績は皆が知る所なんだからよ!」
クロン「好意的に解釈しておこう。」
フェイト「解釈しなくてもそうだぜ。」
クロン「ありがとう。」


現実問題、ここに住んでいる者たちの生活水準は高い。
近代国家並みに高いといってもいいだろう。
事故や病気などがなければそれなりに生きていけるぐらいには豊かだ。
この調子で行ってくれれば問題はないのだが。




フェイト「このまま平和に過ごせたらいいんだがな。」
クロン「そう簡単に物事が進めばいいのだが……。」
フェイト「そういうわけにもいかないのか?」
クロン「私たちのような人種が増えると困るのは人間たちだ。」
フェイト「相変わらず肩身が狭い思いをしないといけないな。」
クロン「……そういうことだ。」
フェイト「もっと簡単に考えられないのかね?」
クロン「そう行けいいのだが……。」
フェイト「同じグッゲンハイムで生まれた命だろう?」


グッゲンハイムとはいわゆる「生命の誕生」とでも解釈をしてくれればいい。
この星の生命体は全てグッゲンハイムという事象によって生命が生まれたということだ。
どうしてそんなことが分かったかというと、地層の化石を見て分かったらしい。

だからこそ、世界の命は平等であるべきだと思うが……
まあ、人間は賢い。そして、繁殖能力と適応能力が半端ではない。
そのため、ここまでグッゲンハイム大陸を支配した人種は人間しかいない
まあ、さびしい限りだが。




クロン「そうだ。」

私は同意する。
グッゲンハイムで一緒に生きている限り分かりあえると信じている……。
それは今も昔も私の中の思想である。


フェイト「旦那が言うならば間違いはないだろうし。」
クロン「わかりあうことができればいいだがな。」
フェイト「ならないのか?」
クロン「力が違いすぎる。」
フェイト「人間とそれ以外の種族でか?」
クロン「ああ。」
フェイト「……確かにそれはあるな。」

現実問題、このグッゲンハイム大陸の割合はあまりにも違う。
公式に人間以外の種族が住んでいるところはこのクロノス自治区だけだ。
それ以外の12の国などは全て人間主導の国となっている。
その差はあまりにも違いすぎる。


クロン「もっともっと力がないと対等な交渉は不可能だ。」
フェイト「武力ってことか?」
クロン「武力だけが力ではない。経済力や技術もそうだ。」
フェルト「なるほど。」
クロン「今、私たちにできることは私の知識を使って経済力や技術を身につけることだ。」
フェイト「それが一番の近道ってことか。」
クロン「その技術があれば外交にも役に立つ。」
フェイト「そのためにも。」
クロン「ああ、この土地はもっともっと肥大させないといけないな。」
フェルト「だったら、なんだって他の奴らは武力を蓄えたがるんだ?」
クロン「簡単でシンプルだからだ。そして、印象的だ。」
フェイト「ああ、確かに分かりやすいもんな。」
クロン「時間もかからない。」
フェイト「そういう道は取らないつもりなんだろ?」
クロン「今まではそうだった。」
フェイト「??今までは?」

フェイトは不思議そうな顔をする。
もっともなことだ。
私自身も言っていて何も根拠がない。
しかし、確信があった。
これから何かが起こる。
そのこと自体は身体が感じていた。


クロン「それが通用しない時代がこれから来るかもしれない。」
フェイト「人間たちで戦争が始まるのか?」
クロン「……最近の情勢が妙だ。何かあるかもしれない。」
フェイト「だから、最近になって警備隊やモンスターの育成に励んでいるのか?」
クロン「……そうだ。」
フェイト「俺もなった方がいいか?」
クロン「いやいい。」
フェイト「……何で。」
クロン「農業も重要な仕事だ。」
フェイト「わかったよ。」
クロン「何も起こらないのが一番なのだがな。」
フェイト「違いない。」



フェイトにはどのような状況になっても戦争には参加してほしくない。
農業をもっともっと拡大していかないといけないからだ。
それに……死んでほしくない。


フェイト「じゃあ、俺は行くぜ。しっかりやれよ。旦那。」
クロン「ああ。」

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こんにちは~ 

『閑話』のほのぼのさに癒されました~
ミルフィールは無邪気な人なんですね! もふもふだし! 私もミルフィールみたいな妻が欲しいです。ちょっとくらい味覚が違っていても……違っていても……ええ、大丈夫。なんてことない!
グッゲンハイムの出生率が高くていいですねえ……このまま何事も無かったら大繁栄すること間違いなしの気がします。戦争イクナイ!ダメ絶対に! と勇者様にお伝えください。

またがっちり読ませていただきますね~

2010/02/02 11:37 | 孔雀堂 [ 編集 ]


Re: こんにちは~ 

孔雀堂 様へ
どうもどうも。
LandMです。
読んでいただきありがとうございます。
閑話はストーリーにシリアスさを軽減させたお話として作らせていただいております。
まあ、あまり大切なお話ではありませんが、それでも重要なお話でもあります。
その辺は閑話を気持ちを緩めてということですね。

まあ、カレンは言って聞くような性格ではないのですいません。。。

2010/02/02 18:45 | LandM [ 編集 ]


おはよ 

クロンって、人間臭いですよね~。
それが良いんだか、悪いんだか・・・
魅力になってますね~、そこいら辺が。

2012/05/02 08:46 | かぶとも [ 編集 ]


 

サイバーテロみたいな勢いでコメ入れてスミマセン;;
閑話、ひとつひとつが別の味で面白かったのでつい。

最後はちょっとシリアスでしたね。
今までの三作が、ちょっと切なくなって、ずっとこのままで……って序章の終わりにも思ったことを改めて感じてしまいました。

でも、そうはいかないのだろうな、ということがちょっと悲しい。
もちろん、続き読ませていただくのですが。

2014/11/15 11:05 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

ま、コメントは華なので、たくさんコメントするのは大丈夫です。
本音から言えば、もっとやっても大丈夫です。
私のブログでは…と言うことですが。

本来的な話はシリアスなので。
最後は一直線でシリアスになるので。
まあ、その辺を見てくれれば大丈夫です。
これからもよろしく読んでくださいませ。
\(◎o◎)/!

2014/11/16 13:11 | LandM [ 編集 ]


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