FC2ブログ
2020・11
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2010/05/17 (Mon) 10話『縁側の決戦』

syuarain2_convert_20100507163705.jpg



レイビア「さて、ようやく国境警備隊と戦えるか。
     ふふふふふふ。
     我の身体が疼く。
     血をおくれと騒ぎたてておる。
     血を見るは最上の宴。
     血飛沫は桜吹雪である。」

一方、レイビアは順調に進んでいた。
この程度の戦力であれば、問題なく叩ける。
レイビア率いる鬼たちにとって、結界解除部隊は体の良い餌であった。
最上の供物であった。
あれほど上級の、そして生の餌となれば、自然とレイビアたちの精神は高揚している。





加えて、クロンの指示。
何も考えずに、国境警備隊と戦えばいい。
正にレイビアたち鬼の戦い方が出来る。
そこに戦略などない。
あるのは暴虐。
そして、滾(たぎ)る血。
それこそがレイビアのもっとも求めるものである。
あの魔王がそれが分かっている。

鬼向けの指示を出している。
レイビアはそう感じた。
伊達にクロンは魔王と呼ばれているわけではない。







レイビア「さてフィナーレだ。
     終末の宴を始めよう!!
     これより始まるは………。」





ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!
     


その瞬間。
傍らにいる鬼数体が吹き飛んだ。
文字通り吹き飛んだのである。

全身丸ごと吹き飛ばされた形になり、形跡すら残っていない。
もとより、鬼たちは召還されてこの地に降り立っている。
よって、強烈なダメージを与えられたら、すぐさま故郷の魔界へと戻される。











レイビア「………は?」

レイビアは首をかしげた。

さっきの砲撃はなんだ?
鬼が一瞬で吹き飛ぶほどの威力を持った魔導砲である。
あれほどの魔導砲は世界でもあまりない。
それをまともに鬼たちが喰らった。


つまり、この戦場にそれだけの戦力があると言うことだ。
レイビアはふと感じた。
少し前にあった演説。
無敵艦隊クラッシュ ソード。
あの艦隊の砲撃だとすぐ分かった。



そして、目の前には不退転の意思を持ったアイアトーネの兵士たちがいた。
当然である。
この後ろには守るべきアイアトーネ市の市民がいる。
多少、龍に進入を許したが、陸からの進入はまだ許していない。
陸からの進入を許せば、戦争は負ける。
そのことが兵士たちは身にしみて分かっていた。
分かりすぎていた。


そのタイミングで少年王サハクの声が聞こえた。







サハク「竜族との戦争で生まれた大軍師
    アプロティス・デュランダルは言った。
    『戦争は勝たなきゃ意味がない』
    そうだ!!
    戦争は勝たなきゃ意味がないんだよ!!
    戦争に思うことはあるだろう!!
    否定的に思う者もいていい。
    だがな!!
    ひとつ!!
    ただ一つの目的は共通している!!
    それは勝つことだ!!
    戦争を負けるためにやっている人間はいやしないんだよ!!
    そなたらが右手に持っているものはなんだ!!??」

「剣(つるぎ)である!!」







サハク「左手に持っているものはなんだ!!??」

「盾である!!」




サハク「それらは全て何のためにある!!??
    勝利のためだ!!
    勝つためだ!!
    諸君!!
    改めて聞こう!!
    戦争は何のために行う!!??」


「勝つために!!」






サハク「よかろう!!
    ならば戦争を始めるよう!!
    負けるための戦争はやらない!!
    これは祝砲だ!!
    この砲撃は鬼を征伐するための祝いの砲撃だ!!
    僕が遠くから援護をしてやる!!
    守ってみせろよ!!
    アイアトーネ兵士諸君!!
    僕もすぐに駆けつけてやる。
    到着したときが、我らの勝利だ!!」





アイアトーネの兵士たちは一斉に鬼たちに襲い掛かってきた。
数にものを言わせて。
今までの鬼に対する恐怖心がうそのように一心不乱に向かってくる。
それはサハクの演説が聞いているに他ならない。







レイビア「小癪(こしゃく)な。
     意地やプライドで私に勝てると思っていただいては困る。
     鬼は鬼らしく。
     人間は人間らしく。
     ……さて、シンプルに殺し合おうではないか。
     それこそが鬼の本懐であろう!!」





降り注ぐ魔導砲。
迫りくる人間。
鬼たちは真正面から立ち向かった。




    

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(4) |


<<その2 | TOP | 9話『竜の意地』>>

comment











管理人のみ閲覧OK


管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010/05/18 16:37 | [ 編集 ]


ポール・ブリッツ様へ 

まあ、おそらくご存知でしょうけどタイトルは適当につけていますので、あまり気にしないのが大吉なような気がします。別にこだわりはないので変更してもいいですけど……まあ、敢えてこのままにしておきます。『え~』と思うタイトルの方がいい場合も・・・あったりしないわけでもないような気がする部分が無きにしも非ずなので。ご了承よろしくお願いします。

いつもご愛読ありがとうございます。

2010/05/18 17:00 | LandM [ 編集 ]


おはよ 

本日はここまで・・・

2012/06/03 08:15 | かぶとも [ 編集 ]


かぶとも 様へ 

いつもご愛読ありがとうございます。
またお暇なときによってくださいませ。

2012/06/04 08:17 | LandM [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/292-fab407e4

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード