シェクスピア
「アズクウェイドは・・・。」
クロン
「うん?」
シェクスピア
「何のために、私の娘を救おうとしたのかしら?」
クロン
「お前の為だろう。お前を愛していた…訳ではないだろうが。
知り合いが不幸な目にあうのが嫌いだったのだろう。
だから助けようとした。」
・・・としか言いようがない。
それが一番美談だからだ。
まあ、アズクウェイドはアズクウェイドで別の思惑をあったのは知っている。
奴は。
いわゆる不適合者。
なかなかこのグッゲンハイムに適応できる人物ではない。
いわゆる異端の人物だった。
だから、異界に世界を求めた。
そういう裏背景があるだろうし。
・・・多分、アルンもアズクウェイドがそういう側面を持っていることを知っているだろう。

奴は。
心底異界に行きたかったのだ。
今のグッゲンハイムの世界に居場所はない。
そう思って。
別の世界に興味を向けて、破滅の道へと行こうとしたのだ。
アルンの娘のことに関しては。
多分、人間らしい建て前の話だろう。
勿論、建て前の話でも、それも十分な理由であり。
自分がグッゲンハイムの世界で適応していないことを理由に。
逃亡先として異世界を移動したがっていたのが重なって。
私のところへとやってきた。
多分、アズクウェイドの思考回路から言えば、そういったところか。
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