2017・04
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2017/04/22 (Sat) 4話(10月3日17時 シンゲツ)

酒場(昼)人物アリ800×600
4話(10月3日17時 シンゲツ)







カランコロン。





マスター
「兄さん。そろそろ昼の時間は終わりですぜ。」


シンゲツ
「そうだったな。晩のマスターがやってくるんだったな。」



ここの店は昼と晩でマスターが違う。
昼は昼でここ店を取り仕切っていて、夜は違う人がやっている。
店の所有権は夜のマスターがもっているらしいが。
とても静かな人だということは知っている。





私の菜食主義に付き合ってくれているマスターだ。
対応が良い。



ちなみに。
夜のマスターはそういう雰囲気ではなくて。
酒を楽しむ人が来るところだそうだ。



昼のこの活気のある雰囲気も嫌いではないのだが。
夜は夜の独特な雰囲気があると聞く。

・・・・私は酒を飲まないので、全く来ることもないのだが。







カチャン。



金を置く。



マスター
「ちょっと多いですぜ。」


シンゲツ
「懐にしまっておけ。生活もあるだろう。チップだ。」




毎度毎度、菜食主義に付き合ってくれている。
毎日メニューも変えて、味の変化も持たせてくれている。
そのサービスぐらいは与えても損ではないだろう。







カランコロン。








そして、店を出る。






セントラル(昼)人物アリ800600 (2)



・・・・。





・・・・・・・・。








・・・・・・・・・・・・・・・。










ルネ立ち絵02



ルネ
「お世話になっております。」


シンゲツ
「・・・・・・・・。」



少し驚いた。
いや、驚くほどでもないのだが。
魔王の愛人、ルネ・ヴィクトリアマイルだ。


出会うのは初めて。
ホープの件もあって、いずれかは会うとは思っていたのだが。



彼女から魔王の足がつく・・・なんてことはないだろう。
魔王は賢しいし、用意周到にやっている。






魔王の息子ホープ・ウェスターノがやってきて。
そして、魔王の最古の愛人ルネがいる。。。。



この目の前にいる女性。
ルネが魔王の最古の愛人だと知っている人はごく一部である。
公言をしているわけではないし、本人もそのことを言うこともない。
そして、非情に楚々とした女性であり、基本的には魔王のことを認知していない。

そのため情報源としては、私人としての輪郭を知ることはできても。
肝心の正体や、居場所、あるいはどのような能力を持っているかなど。
それほどの情報が引き出せないのが実情である。


そのため、情報源としては、あまり価値のない。





・・・というのが、魔王の情報を探っている情報屋の言葉であることを思い出した。















だが、魔王の世話をしているのは本当のところ。
どうやら、魔王がここで何かをやっているのは間違いないのだろう。。。


もっとも。彼女だけが魔王の世話をしているわけではない。
複数人、魔王の世話をしているのだから、あまり彼女がここにいるからと、魔王がいるとはならない。

だからこそ、情報源としては薄い。
・・・という話になる。























職場(昼)人物アリ800×600



リース・ガザルベルク。
神の啓示を受けたとされて、知的生命体の横暴さを嘆いて。
殺戮兵器を創造し、そして億単位の人を殺した。。。

私が敬愛しているクリスチャンだった方である。


その研究所がここにある。
そこで研究していると見るのが妥当か。。。

この町に力が集まっている。
その予感がしていたが・・・どうやら当たっていたらしい。


セントラル(昼)人物アリ800600 (2)



シンゲツ
「少し歩きましょうか。」



ルネ
「そうですね。」





断る理由はない。
魔王のことを知るチャンスでもある。
別に魔王を倒すことを考えているわけでもないのだが。
あの男がリース・ガザルベルクに辿り着くことに関しては非情に厄介である。




数多みる予言の日。
そして、リース・ガザルベルクの再生誕の日が近い。
その日が近づいていることを察して妨害されると非常に厄介である。



彼女を人質に魔王に脅迫する。。。
・・・と言う方法を考えないわけでもないのだが。
その価値は非情に低いというのが実情である。
魔王は平気で見捨てるだろうし、そもそも愛人自身もそれを望まない。
結局のところ、人質にする価値はない。
・・・というのが情報屋の結論であった。



実際に彼女の息子。
ホープの稽古をつけているのだ。
そこから情報を手に入れるのも一興か。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・。









・・・・・・・・・・・・。









・・・・・・。



ルネ立ち絵02



ルネ
「重ね重ねお礼を申し上げます。
 あの子に教育は施していますし、成果はあるのですが。。。」



シンゲツ
「平凡な学校では彼を駄目にするだけです。
 彼は才能に溢れすぎている。」






実際に。
稽古をした実感として。
結論を言うのであれば。




才能に溢れすぎている。
それが私の感想であった。




恐らく、もともとのスペック。基礎能力自体が高いのだろう。
しかも、それは戦闘能力だけではない。知識、機転、魔力、筋力。
あらゆる点でポテンシャルが、潜在能力が高すぎる。
いささか、普通の教育では彼は活かせないだろう。


私も色々教えているのだが。
その吸収力はとんでもない。


流石は魔王の息子という肩書があるわけではない。。。





シンゲツ立ち絵01


シンゲツ
「才能は才能を呼ぶ。そして、嫉妬される。
 今のうちに護身術と自分を活かす術を持っておいた方がいい。

 それが彼を活かすためにもなる。
 このグッゲンハイムという社会で生きるためにも。」



ルネ
「重ね重ねお礼を申し上げます。」




シンゲツ
「なに。私の道楽でやっていることです。
 感謝されることでもない。
 いうなれば、気が向いただけの話です。」


ルネ
「それでも感謝申し上げます。」





本当に。
私の気が向いただけの話であった。
普段は渡り鳥で、誰にも感傷しない自分であったのだが。
そして、稽古なんてものをつけたことはなかった。

・・・のだが。
あの少年が食べる前に祈りをささげる姿を見て。
少し感涙してしまったのが実情だ。


私もあの少年に惹かれた。
それだけの話だった。



私も彼にお礼を言わなければならない。
そういうことである。

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