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2017/09/16 (Sat) 1話

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1話






菜月
「解離性健忘。
 解離性健忘は重要な個人的情報を思い出せない障害で,
 それがあまりにも広範囲にわたるため正常な物忘れでは説明できないものである。

 原因は通常,心的外傷または重度のストレスである。
 診断は,他の原因を除外した上で病歴に基づいて行う。

 治療には精神療法を行い,ときに催眠または薬物の補助による面接を併用する。」



聡明
「菜月の場合は虐待がそれにあたるのかもしれないな。」



記憶喪失に関しての本を読みながら、家に帰る途につこうとしていた。

すぐに読む必要もなかったのかもしれないが、
それでも自分の事だったので、読みたかった。




菜月
「失われた情報は,正常な状態であれば自伝的記憶と呼びうる意識的覚醒の一部である。
 例,自分が誰であるか;何をしたか;行った場所;話した相手;話したこと,考えたこと,経験したこと,感じたこと。
 忘れられた情報が行動に影響を与える続けることもある。


 発現率は不明であるが,解離性健忘は若年成人に最もよくみられる。
 健忘は,心的外傷経験あるいはストレスの多い経験に耐えるもしくは目撃すること。
 
 例,身体的または性的虐待,レイプ,戦闘,自然災害時に遺棄されること,愛する人の死,財政的破綻,
 または大きな内的葛藤により生じると考えられる。」



聡明
「菜月みたいな人でもなるってことだなあ。。。」



菜月
「主症状は記憶喪失である。
 特徴としては,エピソードが1回以上あり,その際に一部の患者はある期間に起こった出来事の一部を覚えておらず,
 他の患者は何も思い出すことができない。

 この期間,すなわち記憶の途絶は,数時間のみのこともあれば,何年もあるいは全生涯にわたることもある。

 通常,記憶のない時期は明確に区切られている。

 健忘が生じてまもなく受診した患者は混乱し,うつ状態にあるようにみえることがある。
 非常に苦悩する人もいる一方で,無頓着な人もいる。」



聡明
「菜月も相当なうつ状態にあるし。
 今でも相当怖い思いをしているね。




菜月
「記憶がないっていうのはやっぱり不安を引き起こすからね。

 え~~と。


 ほとんどの患者は失った記憶を回復し,健忘は消失する。
 しかしながら,中には失った過去を二度と再構築できない人々もいる。

 予後を決定づけるのは主に,患者の生活環境,特に健忘に関連したストレスおよび葛藤,
 ならびに患者の全般的な精神的適応である。


 記憶喪失が非常に短期間である場合,特に辛い出来事の記憶を回復する必要性や利点が明らかでない場合は,
 支持的介入以外の治療は必要ではないと考えられる。

 より重度の記憶喪失の治療は,安全で支持的な環境を作ることから始まる。


 ・・・とりあえず、今日はここまででいいや。。。」




聡明
「治療とかはおいおい先生と決めていけばいいと思うし。
 今はとりあえず、安楽に生きることを考えればいいと思う。」





とりあえず。
医学的なことは分かった。
山縣先生が無理をしなかった理由もなんとなくわかった。

焦って記憶を取り戻しても何にもならないということだろう。




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