2017・10
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2017/09/30 (Sat) 2話

a0960_008116_m.jpg
2話






菜月
「・・・・ということで、結婚することに相成りました。」


山縣
「・・・・・・ふむ。例の青年か。
 よい相手を見つけたものだ。」




ずずず~~~~~~~~~。




ずずず~~~~~~~~~~~。






・・・と、紅茶を飲む音が鳴り響く診察室。
これで、診察としてお金を取っているのだから、ぼったくりに近い。

近いが、この行動が記憶を取り戻そうとしているフリにはなっている。
・・・ので、どうとも言えない。








菜月
「どうして私なんかと・・・・結婚なんか・・・・。」



山縣
「それだけ、キミのことを守りたかったということだろう。
 今までキミと聡明クンは他人同士だった。

 しかし、夫婦になれば別だ。
 法律的にもキミを守ることができる。

 仮にだ、虐待していた恋人が今現れたとする。
 それでもキミは聡明クンの妻だ。

 正当に緒方クンを守ることができるということだ。」




菜月
「・・・・・聡明さん。」



山縣
「はいはい、少女チックな展開は他所でやってくれ。」






聡明さんはボクを選んでくれた。

そして、ボクが虐待をされていた。
それは紛れもない事実だ。

それが誰なのかは分からない。
分からないが、仮にどのような人が現れても。
ボクのことを守ってくれるように結婚してくれた・・・・。


それが聡明さんの選んだ道なのだろうか。。。






聡明さん。。。







・・・・・・・聡明さん










・・・・・・・・・・・・・・・聡明さん。














・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聡明さん。














幸せに浸ってしまった。
それはともかくとして。





菜月
「そういえば、ボクの記憶喪失は治らないんですか?」



山縣
「・・・・・・・・・・・・・・・。」




菜月
「・・・・どうしました?」



山縣
「・・・・・・キミは真実を知りたいかね。」



菜月
「・・・・・・・いえ。失礼しました。」



山縣
「ん、ならいい。」




一瞬。
ものすごい怖い山縣先生を見たような気がする。

それはボクが思い描いていた恐怖そのものであり。
記憶の根源のような気もした。




確信がある。
山縣先生はボクを知っている。
多分、欠けた記憶のことも知っている。
そして、なぜ記憶が戻らないか。
そのことも知っている。
知っていて、あえて放置している。


・・・・・ボクのために。




それが良く分かった。
分かったと同時に恐怖もあった。



やはり、山縣先生は名医である。
それは断言できる。

スポンサーサイト

未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<3話 | TOP | 1話>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/3078-c5e65c7c

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード