2017・11
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2017/11/11 (Sat) 4話

a0006_000951_m.jpg

4話





安楽
「・・・・・んで。要件は?」



落合
「替え玉手術。
 VAD(人工心臓)移植手術。」




安楽
「・・・・心臓外科医に行くんだな。」



落合
「頼むよ~~~~。業者の売り込みがあって、かなりお得意先なんだよ~~~。」







VAD人工心臓)移植手術。
平たく言えば心臓移植の手術だ。
それが人工の心臓なのか、本物の心臓かの違いだ。
現在、心臓移植の数は2000~3000件ぐらいなのだが。
日本での心臓移植は5件ぐらいだ。
VADはいわゆる補助人工心臓だ。
根本的な解決方法にはならない。
確かに寿命はある程度伸びるが。
気休めにしかならない。
日本でも2年以上の長期装着の結果は出ている。







安楽
「勘弁してくれよ。
 根本的な治療である心臓移植ならやる気にもなるが。
 気休めにしかならないVAD移植手術はやる気にもならないぜ。」


落合
「まあまあ~~~~。患者は子どもなんだから~~~。
 VADを受けて、少しでも寿命を延ばそうと願う両親を感じてくれよ~~~。」





愛楽
「・・・・・・・・ち。
 人工心臓の性能は?保証されているのか?」



落合
「お国の認可はおりているよ。
 あとは実績だけだね。
 ボクの見立てでもかなり高性能な人工心臓だと思っている。
 一時しのぎでも3年は生きれると見込んでいる。」








個人的に。
心臓移植手術は嫌いなのだ。
別に技術的に嫌いとかそういう話ではないのだ。
そもそも心臓移植自体がかなりレアなケースだということだ。




当たり前の話だが。
心臓を移植しようっていうのは死んでない限りは移植しようとは思わない。
それぐらい重要。
もとい。
死なないと移植しない。
それぐらいの部位である。
腎臓を移植するのとはわけが違う。
腎臓は2個あるし、一個分けても生存可能なのだが。
心臓を移植すると間違いなく死ぬ。
そういう究極の倫理の手術である。





まあ、その手合いは良い。
倫理なんてのちの世界が決めることだし。
私たちは私たちで
今決められてある法律の枠内で手術をするだけだ。







ただ人工心臓というのは。
正式には補助人工心臓なのだ。
現代の医学で本物の心臓に変更できる機械は存在しない。
要するに。
一時しのぎの心臓である。
しかも長期運用には不向き。
1年でOK。3年生きれたら奇跡。
そういう補助的な人工心臓になる。








そもそも。
人工心臓には色々と問題がある。
ここでは割愛するが、所詮人工心臓である。
副作用やら異常やら色々発生するのが筋である。
手術には成功しても、人工心臓が問題で生存できないケースだってよくある話だ。





勿論。
逆もある。
これを装着することによって、心臓機能が回復して。
そして、補助人工心臓を外すケースもある。
まあ、そうなるといいなあ・・・ってケースである。




そもそもこの手術をする時点で、
かなり心臓がやばいということは織り込み済みである。











結論。
リスクありすぎの手術。
・・・・という結論になってしまう。 




スポンサーサイト

未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<5話 | TOP | 3話>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/3110-0886e971

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード