FC2ブログ
2020・11
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2010/05/26 (Wed) 20話『戦争の足音はすぐ近くまで来ている。』

haikei_convert_20091006202129.jpg


レイビア「図ったな~~~~~~~~~。」


がくがくがくがく。

レイビアがクロンを身体全身を震わせている。
文字通り、身体全身を力で。


レイビアがこっちに来るなり結構なズタボロ度合でやってきた。
無理もない。
森の中を駆け巡りもした。
藪に入りもした。
挙句にクラッシュソードの砲撃を掻い潜ってここまで来たのだ。

服がボロボロになるぐらいは安いものだ。
というぐらいの奮闘ぶりだった。
結局、レイビアはクロンの良いように動かされていたのに気づいたのは戦争が終わってからだった。










クロン「言い訳はしない。騙される方が悪い。魔界ではそれが普通だろう。」

レイビア「むう。」

そう言われると立つ瀬ないレイビア。
魔界では騙される奴が悪い。
それは常識である。

正直者が生きて来れる環境ではないのは百も承知だ。







レイビア「まあいい。龍のガキは?」

クロン「キミの恋人は龍に乗って、空中遊泳を楽しんでいる。怪我をしているから、まあリハビリだ。」

レイビア「誰があんなガキを恋人にするか。」

クロン「違うのか。」

レイビア「絶対違う。」

クロン「まあ、いい。この辺は適当に散策して良いぞ。問題は起こさないでくれよ。」

レイビア「わかった。しばらくはここにいよう。」


そう言うと、颯爽と去っていくレイビア。
あの調子だとしばらくはここにいそうだ。
問題を起こすような人間にも見えない。
まあ、フェルトとの兼ね合いもあるが、現時点ならば問題はないだろう。











アズクウェイド「よう。」

代わりにやってきたのはアズクウェイドだった。
相変わらずの目隠しだ。


クロン「改めて久しぶりだな。」

アズクウェイド「ああ。」

クロン「それで?どうするんだ?」

アズクウェイド「結論として、お前の所にいる方が何かと便利だと言うことが分かった。」

クロン「ほう。」

アズクウェイド「しばらくはここに居させてもらおう。」

クロン「了解だ。」


今回の戦い。
改めて、クロンの凄さが分かったような表情をしていた。
知識・禁呪。
これらに右に出る者はクロン以外にいないということが身体で分かったのかもしれない。



そう言うと、ふらりと外に出て行った。










ミルフィール「クロン様~~~、そろそろ時間ですよ~~。」

クロン「ああ、今行く。」


シュラインとの交渉の時間が近づいていた。
あらかじめのオウファンとの詰めもあり、おおむね内容は決まっていた。
後は、クロンは誓約に調印を押すだけでいい。

結局、アイアトーネ市はクロノス自治区の管轄になった。
クロンはあまりそれを望んでいなかったのだが、あちら側がアイアトーネ市は譲ると言ってきた。
国境との兼ね合いの問題もあるのかもしれない。

クロンとしては、アイアトーネ市をどうやりくりするかが問われる。
迂闊な政治をやっていては、クーデターの元である。
理解を求めながらやっていくしかない。


グッゲンハイム1905年。
第一次魔王侵攻は終結した。


しかし、次の戦争の足音がすぐ聞こえてきていた。





スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(28) |


<<その9 | TOP | 19話『感服せよ。この戦争の正体をすべて理解したのは少年王だけなのだ。』>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

こんにちは。はじめまして、巨大カルビです。このお話はすごくおもしろかったです!勇者の倒し方も実に巧妙で、よかったです。本当におもしろかったです!次回作をまっています。

2010/05/26 19:59 | 巨大カルビ [ 編集 ]


 

お疲れさまでした。
読後に思うことは、
LandMさんの壮大な世界観を少しは掴めたのかなと思いつつ、まだまだなのかもしれない。
だとしたら、LandMさんワールドにもう少し浸っていられるのかもしれない。

2010/05/26 21:18 | ぴゆう [ 編集 ]


 

連載終了お疲れ様です!

面白かったです。本当に。まさか強制転移・・!!予想もしてなかったです!
複雑にいろんな感情が絡み合っていて、深かったです。読み応え有りました^^

2010/05/26 22:15 | れもん [ 編集 ]


 

キーパーソン全てのポジションとベクトルを読み切った上での連続トラップ、これには本当に驚きました。クロン凄すぎ。

ただクロンもあまり望んでいなかったというアイアトーネ市のいわゆる『占領』、ここの摩擦がやはり気になります。この辺りが別シリーズに繋がっていくのかな、などと期待しつつ、今はお疲れさまでした。
とても面白かったです!

2010/05/27 00:20 | 若野 史 [ 編集 ]


巨大カルビ 様へ 

どうも、初めましてで。
ファンタジー小説はあまり人気がないのが定番ですけど、読んでいただいて幸いです。
倒し方は……どうだろう。確かにこのやり方までたどり着くのが大変でしたね。かろうじて終わらせることができてよかったです。次回作は…どうでしょう。深い話ではないので、面白い話かどうかはあしからず。

なにはともあれ、ここまで読んでいただいてありがとうございます。

2010/05/27 06:42 | LandM [ 編集 ]


ぴゆう 様へ 

確かにこの作品は結構壮大ですね。対処しきれないぐらい膨大な設定のもとにやっています。
設定全てを生かして描き切れるかどうかはかなり微妙なラインですが、それでも他のライターの方とも折り合いをつけてなんとか書いていこうと思います。次回作は単純明快なバトルファンタジーなので、よろしくお願いします。裏表ないです。

2010/05/27 06:46 | LandM [ 編集 ]


れもん 様へ 

ありがとうございます。

確かにここまで膨らんだら、どうやって収集つけようかは迷うところですね。
各キャラクターそれぞれの思惑で動いていて、それが絡み合っているのは…まあ才条 蓮らしい作品だったと思います。次回作はあまりそういった感情はテーマにしてないですが、それでもらしく行こうと思います。よろしくお願いします。

2010/05/27 06:49 | LandM [ 編集 ]


若野 史 様へ 

クロンがアイアトーネ市を治める話は『第2次魔王侵攻』とは別に書こうとは思っています。
まあ、なんとかかんとかやりくりしていくんじゃないかなあ…と思っていますが、どうなんでしょうね。
ねぎらいの言葉ありがとうございます。なんとか、次回作もがんばっていこうと思います。
しかし…これだけ期待されると…次回作が出しにくくなるなあ……。

2010/05/27 06:51 | LandM [ 編集 ]


 

連載お疲れ様でした!

各キャラたちの思惑やその絡み方、
非常に面白かったです。
そしてそれらを(敵まで含めて)まとめ、
利用したクロンの本領には驚かされました。
閑話で見せた、締まらないキャラが嘘のようw

次回作も楽しみにしています!



私信。
良ければリンクさせていただいてもいいですか?
よろしくお願いします。

2010/05/28 14:46 | 黄輪 [ 編集 ]


お世辞など言わないのぜよ 

お疲れ様です。

ようやく、物語の序章が終わったところかなというくらい、先を想像しても展開が掴めないわけですが、魔王のラストに見せた謀略っぷりに勇者がはまった展開は見事につきますね。

七月からまた楽しみにしています。


追伸:
先日はありがとうございました。
いまいち自分の書き物に合うイラストって中々想像しにくいものです。
この絵は好きだなぁ、だけじゃだめかしらんね?

2010/05/29 06:30 | [ 編集 ]


黄輪 様へ 

まあ、本来的なクロンは閑話みたいな感じです。
カッコよくしすぎな感もあるともいます。
ただ、魔王は魔王らしく、勇者は勇者らしく、というのをコンセプトにおいたのでこんな感じになったのかな。…と思っています。一応あれでも主人公です。主人公。まあ、カレンも主人公ですけど。

リンクは大丈夫ですよ~。
こちらも準備してリンクの方つなげておきますね。

2010/05/29 08:17 | LandM [ 編集 ]


Re: お世辞など言わないのぜよ 

節 様へ
どうもご愛読ありがとうございます。先の展開が読めないのは読者だけではなく、私も分かってないですから。大雑把な話の筋は決めていますが。極論から言うと、ストーリーはあまりこだわって作っていません。適当です。
世界観とキャラ設定にこだわっていれば、ストーリーは破綻しないですからね。


絵に関しては・・・どうでしょうかね。
その辺は兼ね合いだと思います。
好きな絵でも大丈夫だとは思いますよ。
私はそこまでこだわって……いるか。
まあ、色々試されるのが吉だと思います。
試験的に依頼するのもありだと思いますし。

2010/05/29 08:35 | LandM [ 編集 ]


 

面白かったです。

個人的には、戦争というものはシステムとシステムの争いだと思っているので、ここまで激しく超人的な英雄たちが出てくるものはあまり読んだことはなかったのですが、いざ向かい合ってみたら夢中で読んでました。

次の本筋の更新は7月でしたっけ?

そのときをお待ちしております~♪

2010/05/29 15:51 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


ポール・ブリッツ様へ 

まあ、楽しみにされてそのとおり面白いかどうかは・・・まあわからないです。
個人小説の域を出ない作品なので。
ポール・ブリッツ様と同じく小説サイトには変わらないので。

戦争に対してはそういう考え方の方が正しいと思います。私のそう思ってます。そういうところを表現できればよかったのですが、なかなかそういうわけにはいかないので難しいです。このストーリーの伝えたいことはファンタジーであって、勇者と魔王だったので、そういった戦略的要素は徹底的に排除してます。でないと、何を伝えたいのかわからないファンタジーになっちゃうので。


本筋は7月からですね。
予定を変更して、ポール・ブリッツ様の主人公も登場させる予定なのでよろしくお願いします。

2010/05/30 17:15 | LandM [ 編集 ]


 

連載お疲れ様でした~。

最後、まさかクロンがああいった手で終わらせるとは思わなかったです。
カレンの悔しがっている姿が目に浮かぶようです。(笑)

毎回楽しませていたただきました。
絵師の高瀬さんとのイラストとも凄くマッチしていて、とても面白かったです。
また次回作も読ませていただきます。^^

2010/06/01 22:02 | 鈴代まお [ 編集 ]


 

お久しぶりです。
最後まで読ませていただきました。

まずはお疲れ様です。ここまで纏め上げるのには苦労もなさったと思います。
でもそれに見合う分だけの内容がありました。僕としても参考にしたい部分が多々ありましたのでこれからの創作活動で生かしたいです。

クロンはやはりやさしい魔王でしたね。こういった魔王もありだと思いますし、統率者としての才覚もすばらしいものでした。
魔王というと、暗い部屋で姿を現さず、ただ指示を出し、勇者が攻め込んで圧倒的な力を見せるというパターンが多いですから・・・←古い考え方?

一区切りしたところで、ゆっくりしてからまた続きを載せてください。

それでは、また!

2010/06/05 07:30 | 振り替え休日 [ 編集 ]


振り替え休日 様へ 

ご愛読ありがとうございます!!
最後まで読んでいただきまことにありがとうございますです。

魔王は確かに古典的ですよね。
私的にも暗い部屋で策謀と魔法を練っていたつもりでしたけどね。
まあ、もっと練りこみが必要ですね。

また新連載は7月からなのでよろしくお願いします!!
このたびはありがとうございました!!

2010/06/05 10:06 | LandM [ 編集 ]


 

どうも、日賀美沙奈です。
ようやく「1905」読了しました。
びっくりのドンデン返しでした。カレンさまが大活躍――だったはいいのですが、クロンが見事に油揚げをさらっていったという…読む方もすっかりクロンの戦略にはめられた感がありますね。
ところでクロンの天才的な知力とか、他人との感情的な距離の置き方とかを見ていると、AB型っぽく思うのですが、どうでしょう?(プロフィールには記述はないようですが…魔王なんだから当然ですかね)

2010/07/15 18:23 | 日賀美沙奈 [ 編集 ]


管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010/07/15 18:47 | [ 編集 ]


日賀美沙奈 様へ 

血液型までは決めていないですね。
誕生日や性格諸々は決めていますけどね。
基本的に血液型で性格を決めず、誕生日で性格を決めているタチです。
なので、誕生日性格診断の本を4冊ほど持って、それに基づいて性格を決めています。

その辺は裏設定になるので、本編には記載していいないですね。

う~~ん、Internet explorerだったら上手にいくんですけどね。
…というよりか、そっちに合わせていますからね。
基本的に。
タイプがずれると、ずれは確かに起こると思います。
申し訳ありません。



長い作品でしたが、ご愛読ありがとうございました!!!

2010/07/15 20:09 | LandM [ 編集 ]


 

こんにちはです。

一気に読ませていただきました。
魔王であるクロンさんの計略のすごさに圧倒されました。綿密に計画され、最小限の被害で事を終結へと持っていく手腕がすごいです!
それだけでなく終結後の街の機能性を損失させないところまで。魔王の一端を観察したサハクの今後の行動も気になります。
時間をかけないと大きな魔法は使えないといった設定も好きなので、どうなるのとドキドキしました!
そして、ミルフィールさんのお歌がとても印象的でした☆

長文になってしまい、すみませんでした。

2010/09/03 15:40 | 桐月きらり☆ [ 編集 ]


桐月きらり☆様へ 

おおう!!
最後まで読んでくださったんですか!!
……読んでくださって本当にありがとうございます。
原稿用紙400枚分…小説一冊分あるんですがね。。。本当にありがとうございます。
感謝の極みですね。

確かにこれでもか。
というぐらいクロンの計略が出ましたね。
ここまでの計略が出ると、今後どうやって作品を作ろうかな~~と考えたりします。


サハクはまた第2次魔王侵攻で出てくると思いますので、それまでお待ちを。
……いつになったら書ける日が来るんだろう。

2010/09/03 18:59 | LandM(才条 蓮) [ 編集 ]


こんにちは 

グッゲンハイム1905年『魔王が君臨するとき』 読み終わりました。

初めはレイビアよりシェクスピアがぁ!って思っていたのですが、意外にもレイビアがだんだん饒舌に感情豊かになっていくので、ちょっと嬉しかったです。母親のことに無関心でなかったのも嬉しい。

そして何よりもクロンが!かっこいい!魔王とは何かを語るくだり、たまりませんでした。
魔王で覇王な感じですね~。
次回作も読ませていただきますね。

2010/12/02 19:59 | 呼鳥 [ 編集 ]


呼鳥様へ 

おおう。読んでいただきありがとうございます。
いや、呼鳥様に読んでいただくこと自体光栄でございます。
私は賞とは無縁の人間ですからねえ。。。

最後の最後はクロンで締めましたね。
やはり主人公が最後を締めるようにはしたかったので。
またお時間ございましたら読んでくださいませ。
ご愛読ありがとうございます。

2010/12/03 06:33 | LandM(才条 蓮) [ 編集 ]


読完後。 

読み終わりました^^

グッゲンハイムはやっぱり深い話です。
それぞれのキャラクターがちゃんと意思を持っている。
蓮さんの中のみならずキャラクターは本当に生きていると読者に錯覚させる。
それくらいに“生きている”という生命力の強い物語りであるということをあらためて思い知らされました。

僕は、本当に文才が乏しいので本当に蓮さんの作品を理解できたのか怪しいのですが
グッゲンハイムは現実をちゃんと見据えながらファンタジーの世界に翼を広げることの出来る蓮さんだからこそ描ける質の良い物語です。

この物語りを執筆してくださり本当にありがとうございます。
そして僕の忘れっぽい性格をどうか、お許しください。

Allia

2011/02/21 05:15 | Allia [ 編集 ]


Re: 読完後。 

この作品は基本的なベースとして、ストーリーからではなくキャラクター中心に動かすというのがあります。
グッゲンハイムという世界観はできているので、後はそのキャラクターが自分の信念を持って動かして、それが絡み合っている…というのがこの話のベースとしてあります。
なので、キャラクター中心の話なので、生きているという印象を受けるのでしょうね。

あまり上手なストーリーはつくれないので。
こういう形をとってます。

2011/02/21 06:26 | LandM(才条 蓮) [ 編集 ]


 

最終話まで楽しませていただきました。
素敵な物語、ありがとうございました。

いやー、すごい戦いだったなあ。
シェクスピアさんの犠牲が惜しまれますが。

とりあえずは、自治区が守られて良かった。
でも、まだまだ火種はあるし、
サハクくんの今後の出方も気になるし、
クロンさんの苦労は続くんですね。

他のグッゲンハイムの物語もまた読ませていただきます!

2014/12/17 09:14 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

・・・・これの続編はまだ作っていないという。。。
(*´ω`)
いずれ作らないとですね。
このあとどうなって、1915年に続くのか。
それは書いていないんだよな。。。


読了ありがとうございます。
とても喜んでおります。
\(-o-)/

2014/12/17 20:16 | LandM [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/312-903067d5

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード