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2018/02/24 (Sat) 4話(10月24日12時 クロン)

魔王城(昼)

4話(10月24日12時 クロン)




政務官
「逆にデュミナス帝国とノルデンシュツム国家は好印象です。
 ノルデンシュツム国家に関しては派遣団を送ることが連絡されております。」


クロン
「ことの深刻さを理解しているってことか。」



政務官
「・・・・・はあ。」


クロン
「いや、お前には関係ない。」



政務官はガザルベルクの殺戮兵器のことを知らない。
この未知の怪物が現れたとしか説明していない。
それは外交筋でも同じことだ。


真実を知りたければ、魔王のもとへ集えとしか触れていない。
ブラフもあるのだが。まあ、そのあたりはどうでもいい。


大群の森



要するに。
ノルデンシュツム国家はこの殺戮兵器を知っているということだ。
どの程度知っているのか、それは知らないが。


だが、情報筋ではあの怪物と戦って。
その発生源を倒したという情報もある。
それを考えると、派遣団を出すということもあながちウソではないだろう。



ノルデンシュツム国家はこの殺戮兵器を倒した。
そして、今回も現れたのであれば協力を示す。
・・・そういう姿勢ということでいいだろう。





執務室昼800


政務官
「・・・・・ん。魔王秘書。デュミナス帝国からコールがきてます。」


クロン
「つなげろ。」


ザブビェ
「やあやあやあ~~~~~。」


クロン
「・・・・・・・・・・・。」



カラカラした笑い。
印象が残る好々爺の声。
噂でしか聞いたことがない声だが・・・・。




クロン立ち絵02


クロン
「ザブビェ・デュランダル。
 デュミナス帝国随一の策士家系として名を馳せている。
 デュランダルの長にして、デュミナス帝国軍事総司令官で相違ないか。」


ザブビェ
「あれえ。魔王と話するのは初めてのはずなんだけどなあ。
 よくわかったね。うん、そうだよ。
 サブビェ・デュランダルで間違いない。」

クロン
「アンリ・ヴァンピール。第一級魔王秘書を取り仕切っている。」


ザブビェ
「ふうん。。。。。。」



カラカラカラ。
好々爺の笑い声が聞こえる。


さっきの電話対応だけで、私を魔王と判別したか。
まあ、その可能性は高いだろう。




デュランダル家。
世界一国土を誇るデュミナス帝国の策士。
その策士が私を魔王を見抜いたところで不思議ではない。
もっとも、アンリ・ヴァンピールが魔王ということが分かっただけでは
全てのピースが埋まる訳ではないのだが。




ザブビェ
「ま、いいや。手間賃だと思おう。
 あの怪物はこっちでも出てきたよ。
 勇者にはまだ知らせてないけど。知らせたら喜んで行きそうだ。」


クロン
「あちらでも現れたか。」


ザブビェ
「詳細を話せない部分はあるけど。あれは因縁がある。
 デュミナスが指名手配犯にした中でも、あれに関与している人物はいる。


 多分、十中八九、勇者はそっちに行くだろうね。
 因縁は必ず排除しに行くからね。」



クロン
「協力してくれると助かる。」



ザブビェ
「それは勇者が判断することだ。
 シュライン国家を味方するべきだと判断したら、勇者はそちらにつく。
 それでなくても、シュライン国家はデュミナス帝国の属国だ。」



クロン
「・・・・・・・。」






要するに。
勇者次第か
全く、デュミナス帝国が勇者中心に動いているのは古今東西変わらないということか。
勇者を御することをしない名門策士のデュランダル家。
勇者の無茶を現実化させるのがデュランダル家。
それは変わらないということか。



これじゃ。
単なる台風と変わらない。
勇者が来ない方が助かるかもしれない。
・・・まあ、その辺の判断は現時点ではできない。





連絡して損したかもしれない。
デュミナス帝国には。


勇者なんていう計算できない存在。
そして、デュランダル家に魔王の正体が少しバレたこと。
それを考えると、あまり連絡した甲斐というものがないというものである。



流石は世界の帝国と呼ばれているだけはある。
一筋縄でいかないのは間違いない。




まあ、いい。
魔王の素顔を知られたわけではない。
それを考えると、別にさしたる問題ではない。





ザブビェ
「ま、電話した甲斐はありそうだ。それじゃあ、ご健闘を祈る。」


クロン
「こちらこそありがとうございます。」





カラカラカラ。
好々爺のような笑いが止まらず。
結局、そのままカラカラした笑いが聞こえたまま電話が切れた。






健闘を祈る・・か。
何に対しての健闘なのか。
勇者との健闘なのかもしれない。


それを考えると、末恐ろしい言葉である。

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