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2018/03/17 (Sat) 19話(11月4日18時 クロン)

ホルン森800夜
19話(11月4日18時 クロン)





クロン
「・・・・・・ふう。」


シェクスピア
「なによ、逃げろって言っておいて、
 私と一緒に一目散に逃げているじゃない。

 アレは敵なんでしょ。
 だったら、戦うのが魔王の務めでしょう。」



クロン
「悪いが、
 真っ向勝負を挑むほど魔王はセンチメンタルな生き物ではないのだよ。」


シェクスピア
「面倒くせ~~~~~~。」



クロン
「効率主義だと言ってくれ。
 勝てるかどうかわからない戦いに挑む気はない。
 
 ましてや、史上最強の剣士とも言われている奴だ。
 そんな奴と真正面に向かうわけがないだろう」



シェクスピア
「はじめっから。会ったときから逃げることしか考えてなかったのね。。。。」





カチン。


フーーーーーーーーーーーーー。


クロン立ち絵01



シェクスピアはほとほと呆れた顔をしている





そりゃそうだ。
私は・・・はじめっから。
シェクスピアに逃げろって言った時点から一緒に逃げていたのだ。


残っていたのは残像。
いわゆる分身である。
ただし、普通の残像ではない。
熱量と魔力を持った残像であったし。
遠隔会話が可能な残像の魔法を唱えたのだ。





正直言って。
シンゲツ・トヴァ。
あれほどの人物とまともに取り合わない。
敵である人物と真正面から会話することに意味はない。


そんなことを考えるほどセンチメンタルでもない。




そもそも。
会話だけなら使い魔で十分だからな。
そんな面倒くさいことはしない。


シェクスピア立ち絵02


シェクスピア
「しっかし、シンゲツ・トヴァも可哀想ね。
 魔王に会ったと思ったら残像だなんて。


 まあ、面倒くさがりな魔王らしいと言えば、魔王らしいんだけど。」


クロン
「なんで、私が正面切って、敵らしき人物と会話をしないといけない。
 そんなセンチメンタルな性格はしていないさ。」




そもそも最強とも言われる敵だ。
それとは別の奴を当てる。
それが魔王のやり方だ。


魔王が正体を現すなど。
魔王の名前にのっとってあり得ない話である。



そういう役割の奴はそういう役割でいる。
だから勇者なんて呼ばれている奴はいるんだし。
代わりに、私は魔王と呼ばれているのだ。




私は魔王だ。
魔王であるべき存在なのだ。
・・・というか、大衆からそれを求められているからやっているだけなのだが。
私自身はかなり虚無というか。
何もない空っぽの器みたいな存在だからな。



その空っぽの器に魔王を埋め込めたのは大衆である。
私の愛人たちだ。





実際に隣にいるシェクスピアも私に魔王という姿を望んでいる。
悪魔に身を売らないと叶えられない願いを叶えるという願望器のような魔王の姿を。
勇者とは対極を位置する謎の存在として。
そういう風にみんなが求めているからやっているのだ。






だから、今回逃げたのも。
その魔王の美学に則って逃げたのだ。
そこの辺は疑うなよ。


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