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2018/05/12 (Sat) 7話(11月9日12時 クロン)

living_昼

7話(11月9日12時 クロン)






シャーーーーーーーーーーーーーーーー。




リビングから水道が流れる音が聞こえる。
洗い物をしているのは・・・私ではない。
当たり前の話であるが。

あまり家事はしないのだ。






カチン。



フーーーーーーーーーーーーーー。





家事は他人任せにしておいて。
私は私で地図を広げて戦略を練ることに時間を費やす。
緻密な戦略が必要である。
どこでどういう風に攻めるか。


要所要所で詰めては来ている。
準備はしてある。


後はどう組み合わせれば予想通りの結果にしたて上げることができるか。
それのみを考えなければならない。






ルネ立ち絵01



ルネ
「思ったより難色を示しているようで。」



クロン
「ああ。」






キュ。



水道を止める音が聞こえる。
そして、こちらへやってくる女性がいる。



ルネ・ヴィクトリアマイル。


私の愛人である。
ただの愛人ではなくて。
私の最古参の愛人である。
最古参の愛人は二人いるのだが、その二人のうちの一人だ。



どういう経過でそうなったかはともかくとして。


最古参であることからか。
私はルネという女性の影響をかなり受けている。
影響を受けざる得ない状況であった。
色々な理由はあるが、彼女との付き合いは10年以上になる。

シェクスピアやミルフィールの5年以内とは話にならない。



私と言う男のパーソナリティーを形成するにあたって。
ルネ・ヴィクトリアマイルという女性は必要不可欠であった。
そして、これからも必要不可欠だということである。





クロン
「難色だって示すさ。いかに損害を小さくして。
 民の苦痛をなくして、戦争を進めていくか。

 それを考えると、眠れる時もありはしない。」



ルネ
「その不可能を可能にするのが魔王の所業。」






















スウーーーーーーーー。






唇と唇が重なる。
粘膜と粘膜の重なり合い。
柔らかいと思う感触がやって来たと思うと。
温かいと思う感触もやってくる。








クロン
「やってやれないことはないさ。私は魔王だ。
 ただし、敵の軍人は無残になるかもしれないがな。」


ルネ
「敵国の敵兵も覚悟の上のこと。
 魔王に殺されるのであれば、この上なく栄誉なこと。」




仕方がない。
ルネ自身がそういう風に言っている。
それがそのまま魔王の方針になるときがある。




つまり。
ルネとはそういう女性である。
魔王が重要な采配やターニングポイントとする場所では。
選択権を持つことが出来る。
それぐらいのキーパーソンの愛人であることを示している。





敵兵士には容赦をするな。
そして、自国の民草の生活を守れ。
それは愛人ルネの名のもとに。
ルネの寵愛のもとに魔王はそれを実行する。








クロン
「愛は勇気を与える。
 魔王に戦場で戦わせるだけの勇気を与えてくれる。

 やってやるさ。」



ルネ
「それでこそ魔王というものでございます。」
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