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2018/05/12 (Sat) 8話(11月9日12時 クロン)

ルネ立ち絵02

8話(11月9日12時 クロン)





クロン
「それはそうとこの村の疎開は進んでいるのか?
 言いたくはないが、一人でも残っていると厄介だ。」


ルネ
「それは大丈夫だと思います。
 念のためと言うのであれば、催眠魔法でも行えば。」



クロン
「後遺症が残っても面倒くさい。」


ルネ
「左様で。」






戦略は立案した。
ソレを行うためには、民の疎開が必要である。
・・・・ということが前提である。


それがないと、またむやみにこの村の民衆が犠牲になる。
そういう作戦を立てた。


・・・もとい、そういう作戦を立てるしか思いつかなかった。
・・・・・・というのが正しいのだが。


詳細はその時になって話すとして。









クロン
「この家もルネしかいないのか?」


ルネ
「・・・残らず魔王の様の別宅に疎開をさせました。」



ルネには子どもがいる。
・・・言いたくはないが私の子どもだ。
契約時にそういう契約になった。






まあ、私とルネの子どもに関してはどうでもいい。
・・・わけではないのだが。
今の切迫した状況に話す内容ではない。


またそれは番外編ということで!!










living_昼


ルネ
「・・・・・・ただ。」


クロン
「ただ?」



ルネ
「あの子は戻ってくるかもしれませんね。
 一番初めのあの子は・・・。」


クロン
「・・・・初めての子ども?
 ホープ・ウェスターノのことか?」


ルネ
「よく名前を憶えておいでで。」


クロン
「ルネは私の身体の一部だ。
 お前のインプットされていることは私にもインプットされている。」




ホープイラスト



ホープ・ウェスターノ。


私とルネの初めての子ども。
要するに長男ということになる。


私にとっても初めての子どもであった。
そのため。もう12歳になっているはずだ。


ルネの情報では。
父親である私がいないからか。
若干ひねくれて育っている・・・ということだ。
ひねくれ方も変なのだが、可笑しいと言っても過言ではない。

どういう風にひねくれているかは・・・今は話すことでも考えることでもないな。




・・・・問題は。。。。





クロン
「問題はそのホープが好奇心でこの村に戻ってくるかも。
 ・・・ということか?」


ルネ
「あの子ならあり得ます。
 それでなくても、魔王様と会ったことはほとんどないのですから。」





カチン。





フーーーーーーーーーーーーーー。






クロン
「・・・・・。




 ・・・・・・・・・。



 ・・・・・・・・・・・そうだったな。
 ルネの子どもには不憫にしている。」






考えなかったわけではないが。
ルネの子どもには不憫なことをしている。


素直にルネと最初に結婚していればそういうことでもなかったのだろうが。
そういうわけにはいかない事情がある。
事情というか契約というか。
私の生き方の問題というか。


悪いのは私だ。
その分の金銭的援助はしているつもりではあるし。
ルネにも自由に生きてよいという話はしている。
他の相手を見つけてもいいという話もしている。
・・・それを拒絶しているのはルネだし、私がルネの立場でもそうしていると思うが。





問題は。
ルネの子どもたちにとっては父親のことをあまり知らずに育っていること。
それは私の責任でもある。

。。。もう少し細かめに会っても良かったのだがな。
あまりそうしたくない事情もあった。
それは個人的な事情なので、私が悪い。






クロン
「・・・・と、そんな話はどうでもよくて。
 良くもないこともないのだが。


 ・・・・・今、この村に戻られると死ぬ可能性がある。
 伝達手段があるのなら、即刻来ないように伝えてくれ。」



ルネ
「分かったと言っても来るような子どもですが・・・。」




厄介だな。
普通の戦場であれば、自分の子どもを守るぐらいの余力はあるのだが。

今回はあのシンゲツ・トヴァが敵である。
そして、ガザルベルクの殺戮兵器が敵である。


守ってやるぐらいの余力がないような気がする。



だからこそ、疎開を進めているのだし。







クロン
「今考えても仕方ない。
 その時は・・・覚悟をしてもらうぞ。」


ルネ
「止む得ません。あの子の生き方です。
 特にあの子は・・・私や魔王とは違う生き方を目指しています。

 その生き方とは決別するということは。
 死ぬこともあるという覚悟もあるはずです。
 そういう風に育ててきました。」




ルネも若干諦めかけている。
諦観しているとでもいうか。

それはそれでホープという私たちの子どもの生き方だ。
それで死ぬであれば・・・やむ得ないということか。





・・・・それも不憫だな。


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