ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオ。
車の中。
俺とみらいと。
後ろにはムッシュがケージの中で寝ている。
光輝
「こういうこと毎月やるのか?」
みらい
「あら?
私は月に2回はやりたいのだけど?」
光輝
「そうか。。。。。」
みらい
「まあ、けど。
私も光輝さんも学生だし。
お金はかけられないし。勉強も忙しいから。
とりあえずは毎月にしようと思っているのだけど。」
これ以上文句を言おうものなら。
多分、みらいとじゅげむじゅげむを言い合うぐらい。
無意味なことになっていしまうので。
言うことは避ける。
要するに藪蛇というわけである。
・・・。
しかし、月に1回か。
それぐらいなら勘弁できるが。
その倍になるのは勘弁してほしいな。
こちらの体力ももたない。。。
もとい。精神力がもたないような気がする。
別に。
ムッシュと出かけることが疲れるわけではないが。
そして、みらいと出かけることが疲れるわけでもないのだが。
それでも疲労は疲労として残ってしまうのかもしれない。
これが。
社会人になったりすると。
月に2回になるのだろうか。
・・・・それは勘弁してほしいがな。
まあ。
みらいだけで行くときの方が多いだろうから。
俺はべつにいいのだけど
みらいの両親が死ぬ前は。
月に2回は行っていたのだろうか。
・・・・多分、そうなのだろう。
・・・でなければ、そのような数字は出てこない。
内在的に。
みらいは両親がいたことの生活に戻りたがっている。
これは俺の直感とかそういうものではなくて。
俺が今まで一緒に住んできた感覚から言わせるものである。
ムッシュと一緒に寝たい。
俺と一緒に寝たい。
ドッグランに行きたい。
食パンを毎朝食べたい。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・。
数え上げたらきりがないが。
どれも両親が生きていたころの生活である。
要するに。
みらいは昔の。
みらいの両親が生きていたころの生活に戻りたがっている。
それは分かる。
そこはそこで折り合いをつけて。
一緒に居てあげるのが家の恋人である俺の務めであるだろう・・・と思う。
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