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2019/06/01 (Sat) 35話(~回想~ クリスティ)

04(修正)


35話(~回想~ クリスティ)






クリス
「母さん・・・私は進むよ。。。
 間違っている道でも。。。あの人のこと愛しているから。
 
 比べても仕方ないけど。
 お母さんと同じくらい愛している。

 だから許してね。お母さん。
 お母さんの分まであの人を支えるから。。。」


ここまで言って言葉に詰まる。
私はこんなところまで来て何を言いたいのだろう。


何を伝えたいのだろう。


もとより謝る気はない。
謝るぐらいならあんなことはしていない。


彼を傷つけたことは後悔しているが、
この想いだけは後悔していない。









クリスティ
「……あのね、母さん。私頑張るから」



これ以外、
言えることはないのではないだろうか。

母の分まで生きる。
母親の代わりに。


多分、それだけのこと。
でも、とても難しいこと。

だから、頑張る。


それだけでいいはずで、もう、
両親のために私にできることなどそれぐらいしかないはずなのだ。


これは私の決心。





ラキルを見た。

・・・・まさか彼が私を支えてくれるとは。
私のバカなこころを支えてくれる。・・・そう言ってくれるとは。


思いもしなかった。
だが、感謝している。


彼がいなかったら、私はアレクサンドラの恋を諦めていただろう。
それはなんとなく思った。








クリスティ
「……支えてくれるひとも、いるし。
 戦場じゃまったく頼りないんだけどね。」


そう口の中で呟く。









クリスティ
「じゃ、またね」

再会の挨拶だけ残して母の前を去る。


また近いうちに花を持ってこよう。
そう思った。



・・・・。



・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・。




それは来れれば、の話か。
私は軍人。ラキルも軍人。
いつ死ぬか。それは分からない。
一般人より死ぬ確率は高いだろう。



それでも生きて帰りたい。
私はそう思った。




クリス
「来てくれたのに遠慮してくれて悪いわね。
 ラキル。あなたのことも伝えておいたわよ。」

ラキル
「そりゃどっちでもいいけどね。
 どのみちおまけだろうし。」


クリス
「ま、そのことは否定しないけどね。
 けど、大事な友人だとは伝えてある…と思う。」

ラキル
「だといいけどね。クリスは言っていることと
 思っていることが違いすぎる。」


それは確かにそうだ。

思っていることと言っていることは違う。
それが人という生き物のような気がするが。


私は極端かもしれない。
それは自分でも自覚をしているが。





自覚はしているが修正をする気はない。
それが私なのだが。



思っていることとやっていることが違う。
それは人では良くあることだ。


よくあることだが。
私は極端すぎるか。


私は結構なクズだ。
言っていることは優しくても、やっていることはひどい。


それはラキルに対してもそうだ。
私はそこまでラキルに思い入れはない。
言っているほど。。。ということなのだが。
感謝はしているが、命を賭けようとまで思わない。


・・・・命を賭けるとしたら。。。



・・・・・それは無粋ね。



考えるべきところはそこではない。

要するに。
私の大切な人はお父さんと言うことである。
家族だということなのだろう。



それは否定しない。
そこを考えると、ラキルのことは大切でないのかもしれない。
親ほどには。
兄弟ほどには。



それでいい。
大切なものを決めるのは私だ。
ラキルでも他人でもない。






クリス
「またの機会があれば、今度はお墓に連れていくわ。
 それは約束してあげる。」

ラキル
「どっちでもいいよ。どのみち添え物には違うない。」

クリス
「そう言わないの。私にとっては
 大切な友人よ?」

ラキル
「フ~~~~~~~~ン。」


どうでもいい。
そういう顔をしている。


ラキルにとってはそうだろう。
どのみち、添え物である。


それでも大切な友人である。
私の不義を受け入れてくれる大切な友人。

それは確かな存在である。


そうである限り、案内をしないわけにはいかない。
ラキルは大切な存在なのだから。








クリスティ
「それじゃ、行きましょうか。
 食事おごるわよ。」

ラキル
「それじゃ遠慮なく。
 ごちそうさせてもらおうかな。」

クリスティ
「フフフ。お母さん。
 それじゃ、またね。」


仲間がいる。
妹も弟もいる。


そして、お父さんがいる。


それだけで十分だ。


これから大変な戦いが待っているかもしれない。
もっとつらくなるかもしれない。


・・・・。



・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・。




でも。
私は乗り越える。
絶対に。あの人のために。
愛する人のために。




それが私。
クリスティ・トーリノの生き様だから。





愛に生きる。
そして、戦場に生きる。


それが私だから。
クリスティ・トーリノだから。




またね。
お母さん。会えたら会いましょう。


会えなかったら・・・・。



・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・。



死の世界で会いましょう。

謝りたいことも。
共有したいことも。


沢山あるから。。。。。。。、


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comment











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落ち着いた、しっかり者のお姉さん。……という第一印象のクリスティさんでしたが、とても複雑な性格の人物ですね。

アレクサンドラさんが彼女を「弱い」と言うのもわかる気がします。けれど、それは彼の弱さでもあるのでしょうね。そういう部分はやっぱり親子で、似ていて、これはやっぱり親子愛なんだろうと思いつつ、普通にハッピーエンドは望めないのだろう父娘が、この先の物語で納得のいく道を見つけてくれれば良いなあと思いました。

2019/06/01 14:12 | 椿 [ 編集 ]


 

クリスティも色々な葛藤がありつつも、
それでも愛する事を選んだんですね。
その願いは絶対に叶わないけど、
自分も諦めないといえるのは凄いです。
戦うのにも覚悟が必要ですが、
誰かを愛するというのはそれ以上に覚悟が必要で、
クリスティもそれをよく分かっているのかもしれませんね。

2019/06/01 18:18 | ツバサ [ 編集 ]


椿 様へ 

グッゲンハイムに登場する人物は大体複雑な性格をしてます。
その辺はトーリノ家の仕様(笑)。

まあ、普通のハッピーエンドは向かえないのは分かり切っているので。
その辺はちゃんと動いてくれると思います。
大体、椿さんの予想通りに。。。
次回もお楽しみ!!
(*´ω`)

2019/06/01 20:57 | LandM [ 編集 ]


ツバサ 様へ 

お、的確なコメントですね。
そうですね。
戦うのも覚悟が必要ですが、
愛するのにも覚悟が必要ってことですね。
その辺は結構重要。
(∩´∀`)∩

2019/06/01 20:59 | LandM [ 編集 ]


 

こんにちは
戦場での落ち着き払って確実に堅実に・・・
そんな姿とはまた違った姿ですね

彼女の願っているものは叶うかどうかもわからないですが
それでもそれをあきらめずにそう思い続けるのは
並大抵のものではないでしょうね

戦場での戦う覚悟も愛し続ける覚悟
この2つの思いが常に彼女の中にあるからこそ
クリスティはクリスティでいられるんでしょうね

ひっそりと抱き合う姿が切ないですね

2019/06/02 15:39 | 荒ぶるプリン [ 編集 ]


 

こんばんは。冒頭の2人は何も着ていなくて
ドキドキ…!父親らしい事をしてもらえて
嬉しそうなクリスティさんが可愛いですが、
秘めたる恋心は切ないですね…。母の代わりで構わない、
とアレクサンドラさんを想うクリスティさん…
個人的には、父と娘の恋愛も、尊い物だと感じます。
またクリスティさんとラキルさんの友人関係も良いですね。

先日はコメント、流石とお褒めくださりありがとでした!
プリキュア~~も考えてくださったそうですが、やはり
あの作品はLandM様らしさが出ていたと感じます。イケメン
キャラで固める時に紹介予定です!それから来年の事も
考えて頂け嬉しいですが、お忙しいと思いますしご無理は
なさらずです!では読んでくださりありがとでした☆

2019/06/02 19:08 | 風月時雨 [ 編集 ]


荒ぶるプリン 様へ 

まあ、プライベートと仕事は違うってことで。
その辺は職業軍人ってことですね。

彼女の願いが叶うかどうかは難しいですよね。
恋愛っていうのは両者の同意が必要ですし。
それが親子だったら、猶更難しいですからね。
まあ、そんな愛だからこそ、
クリスティはクリスティでいられる!!
(*ノωノ)

2019/06/03 21:18 | LandM [ 編集 ]


風月時雨 様へ 

まあ、絵の采配に関しては狙っています。
その辺は盛り上げよう!!ってことがありますので。
(∩´∀`)∩

父と娘の恋愛。
どうなんでしょうね。
色々考えるところはあるでしょうね。
娘としても母の面影を追っているだけだと思うと虚しいところもあると思いますし。
まあ、そこまで考えての結末なので。
その辺も楽しみにしてくださいませ。

2019/06/03 21:25 | LandM [ 編集 ]


あぁ 

切ないのです~。
クリスさんの気持ちは恋人と
しての愛ですけどアレクサンドロさんは
やっぱりお母様の代わりなのでしょうか?
ホントはもう親子ではない愛に変わって
いると思いたいのです。
クリスさんの想いが満たされるトキは?
衝撃的でしたけど切なくて
でもなんだか愛しいお話ですね。

コメント遅くなってごめんなさいです。

2019/06/04 21:59 | TYPE MM04 [ 編集 ]


TYPE MM04様へ 

良い指摘のコメントだと思います。
クリスティは異性としての恋愛ですけど、
アレクサンドラに関しては母親の面影を追っているので恋愛ではない。
・・・って話ですね。
だったら、お父さんは自重しろよ!!
って話しなんだろうけど。。。
そこはどうなんだろう。。。って話ですね。
その辺が切ないと感じていただければ、今回の話は成功です。
ありがとうございます!!
(*ノωノ)

コメントが遅くなるのは構いませんよ。
そのための1週間更新ですからね。

2019/06/05 18:09 | LandM [ 編集 ]


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