シェクスピア「……ということで、明日の天気は晴れね。」
新聞記者「ありがとうございます。」
シェクスピア「いえいえ~~。」
クロン「……何をやっているんだ?」
見るとシェクスピアは広場で杖を天にかざして、詠唱している途中だった。
明らかに魔法をつかっている最中だとわかった。
だが、具体的にどんな魔法を使っているのかまでは分からないが。
シェクスピア「見ての通り天気予報。」
クロン「……そうか。」
崇高なる……天から与えられた能力……魔法を讃えているのが魔術王国フェルトの教えではなかったか。
……そんなこと、シェクスピアに聞いても無駄だろう。
何年も旅をしていれば、魔法は崇高なるものではなく道具となる。
天を見破る魔法。
火を起こす魔法。
…いろいろと便利なものに使える。
魔法が道具であると思っているのがシェクスピアなのだろう。
新聞記者「シェクスピア殿の予報は百発百中なんですよ。そのおかげで、新聞の天気予報も大人気。」
シェクスピア「新聞の売り上げも上がっているもんね。」
新聞記者「はい!!もうシェクスピア様々です。」
シェクスピア「どうもどうも……って何よ。クロン。」
クロン「イエイエ、ナンデモアリマセン。」
シェクスピア「ふうん。だったらいいけど。」
まあ、いろいろ突っ込み所もあるが、それを触れても仕方ない。
このご時世だ。魔法は崇められるよりも、使われる方がいいだろう。
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comment
天気予報百発百中だったらいいなぁ……
是非とも、シェクスピアさんの力ををお借りしたいですね! 地震の予知もお願いします~
魔法っていいなぁ。
禁呪見たいなのもあるけど、ロマン溢れます。
1つで良いから覚えて見たい……
2011/09/15 20:56 | ゆういち [ 編集 ]
ゆういち様へ
あまり彼女の天気予報は言うほど当たらないですけどね。
地震の予知は彼女は専門分野ではないので無理だと思います。
魔法は基本的に不可能を可能にするわけではないので。
できることをするのが魔法ですね。
2011/09/16 05:13 | LandM [ 編集 ]
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